再生8
煌々と光るだだっ広いなかに様々な遊具とデパートのコラボという楽しそうな感じなのにそこが無人である為、何とも言えない物悲しさが広がっている
「なんだか異様だな」
ヨッジー
「これは探すのに骨が折れそうだな」
ウィズ
「とりあえず手分けして探すか」
ゲンゾウ
「ふむ~」
ヨッジー
「とりあえず、あそこの自転車に乗って行くか」
アクア
「自転車?」
ヨッジー
「あああ、アクアさんは自転車しらないのか」
そういうとヨッジーがマウテンバイクみたいな自転車にまたがると長い通路を走って見せた
アクア
「おおお!馬のようですね、それに簡単そう」
そう言ってママチャリに跨り走ろうとすると
バタン
「アクアさんだいじょぶ!?」
アクア
「イタタタ、何で乗れないのです?」
ゲンゾウ
「それはあれだなバランスの問題じゃ、最初はそうじゃのこのピンクのヘルメットとこの補助輪が着いたので」
するとちょっと小さめの自転車に補助輪がついたものをゲンゾウさんが持ってきた
アクア
「可愛いですけどなんか幼くないですか?」
ゲンゾウ
「子供用じゃからな」
アクア
「え、いや~さすがに」
そういって何度か普通の自転車にチャレンジしたものの、何度も倒れ……
アクア
「とりあえず!とりあえずです!」
そう何度もつぶやいて子供用の自転車でヨチヨチとこぎだした
ウィズ
「その調子ですよ」
まるで子供を見送る母の様な視線で見送るウィズさん
ヨッジー
「じゃ、それぞれ分散して探して捕まえよう」
ゲンゾウ
「もし、あぶなかったら無理せず逃げるんじゃぞ相手の戦力は未知数じゃからな」
アネゴ
「私用のは無いかしら」
「魚様なちょっと……」
アネゴ
「魚差別よ!」
「よっし!みんな行こう」
アネゴ
「ちょっと!!!」
そういって各自別の方向に探しにいくこと数十分……
ヨッジー
「見つかんね~!!!!」
フードコートでコーラを飲みながらヨッジーが叫ぶ、
みんなの話はどれも一緒で何度かあの子供らしき服の一部が見つかったと思って近づくとびっくり箱のように破裂して消えてしまった
ゲンゾウ
「まったくおちょくられてるようじゃ」
そういってハンバーガーを齧るゲンゾウさん
ヨッジー
「ハンバーガー食べて大丈夫なん!?」
ゲンゾウ
「そこにある冷蔵の中身を鑑定したけど問題ないようじゃ、昔バイトしてたバーガーショップの要領でつくってみたんじゃ」
ヨッジー
「いいな~俺のも作って」
ゲンゾウ
「自分で作れ」
アクア
「私が作りましょうか!私も食べたいし」
「いや!ここは俺が!!!!」
ヨッジー
「うん!俺もダインのが食べたいな」
アクア
「えええ」
もっとも危険な物質が出来上がってしまうとこだったぜ




