ゾンビ姫13
ズッポ!
月のトンネルをくぐり抜けたかと思ったら何かに突き刺さった!
「うんんん!!!」
そして何かに埋もれて息が出来ない!!
急ぎでかき分けるとそれはまるで砂のようにさらさらとしていた。
「ぐはあああ!っぺっぺ」
口の中がじゃりじゃりする味もなんか土っぽい
辺りを見回すとそこは砂嵐が舞う暗い黄色した空が広がっていた
「みんなだいじょぶか」
慌てて声をかけながら辺りをかき分けて行くと、
ズッポ!!
「ひい!」
手が地面から無数に飛び出てきたので、あまりの恐怖に思わず声が出てしまった、
そして、慌てて手を掴みみんなを引っこ抜く
アクア
「砂まみれです~」
ウィズ
「死ぬかと思いました」
などとみんな散々な目にあっているが見つからない二人が
「あれ?もピーとアネゴは!?」
みんなで手分けして辺りを捜索すると
ヨッジー
「これ!?」
そこにはまるできなこ餅?みたいな塊が
アクア
「すぐ洗います!」
アクアさんが急いで水の塊を作り、もピーをそこにいれると砂がとれて真っ白ボディーが!
も、もピー
どこか弱弱しいもピー
「だいじょうぶか!?」
なんとか!みたいな表情をしている
「あとはアネゴか!」
ウィズ
「いました!」
「アクアさんすぐ洗って!」
水の中にぶっこみ暫くすると
アネゴ
「どこかで熱い土に魚を埋めて調理すると聞いたことが……せめて美味しく」
「正気に戻って!!」
ズボっ
キョウカがもぐら叩きのようにいきなり顔が出てきた
キョウカ
「予想外だったけど、どうやら目的地にはつけたようね」
「まあ、たしかにつけたけどこの後はどうするの?」
キョウカ
「……私自分のエリア以外のことはわからないから……とりあえず計画を練りましょう」
「無計画か!」
キョウカ
「動かなければ始まらないわよ」
「ったく」
ゲンゾウ
「とりあえず人を探してみようこの砂漠に人が居るとは思えないが」
アクア
「そうですね」
ウィズ
「でも、やたらと動いても」
ゲンゾウ
「ならば」
そういうと金魚のおもちゃを出している
「ゲンゾウさん何を?」
ゲンゾウ
「人がいるとこには水があるからの~、これはうかし金魚という小道具で水のあるとこへ導いてくれるものじゃ」
「じゃ、それについていけば」
ゲンゾウ
「うむ」