表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
新たなるアンデット姫
699/714

ゾンビ姫12

恐る恐る近づいてみるとそこには日本人形を成長させたような女の子が一人倒れていた


「アレはさっきの怪物?」


アクア

「ですかね?」


ヨッジー

「それにしては全然違うような」


ウィズ

「攻撃しこないでしょうか」


アネゴ

「迂闊に近づかない方がいいわね」


するとゲンゾウさんがすっと前に進み


ゲンゾウ

「おい、お前さん生きとるか」


「ゲンゾウさん危ないですって」


ゲンゾウ

「多分だいじょぶじゃ、息はありそうじゃな」


すると


???

「う、う」


ヨッジー

「起きた」


ゲンゾウ

「起きたか?お前は誰じゃ」


???

「私は…誰…?」


ゲンゾウ

「お約束の記憶喪失かの?」


???

「いえ、記憶喪失というよりも無いというのが的確な表現かもしれません:


なんか!急にテキパキ答えだしたぞ!」


???

「こんなところに寝て服が」


するとパッと立ち上がり汚れを落としている、見た目は修学旅行の学生さんみたいな感じだが


???

「ところで私はなぜこんなところにいるのでしょう?」


「え?俺に聞かれても」


???

「なるほど、誰も私の事はわからないと……となると今最適な行動は」


なにやらブツブツと喋り出している


「一体どうなってるんだ」


ゲンゾウ

「たぶんじゃがお前さんが魬を投げて反転させたからじゃろな」


「というと」


ゲンゾウ

「怠惰⇒勤勉と言ったところかの」


「つまり反転を使ったことで諸々全てが反転していると」


すると


???

「今の状況を整理するに当面情報や自分の状況が落ち着くまで出来ればあなた達と一緒に行動させて頂きたいのですが」


そういうと真っ直ぐな曇りのない光のような視線を向けて来る


「え?」


???

「お願いします!」


ハキハキとした声で再度お願いをし、土下座をしてきた


「ええええ!ちょっとまって土下座は」


???

「いえ!今の私に出来るのはこれが精一杯ですから!」


「どうしよ」


ヨッジー

「どうもこうもこのままじゃ埒があかないし」


ウィズ

「そうですね」


するとアクアさんがスッと前に出て


アクア

「一緒に行きましょう!私も似た境遇でしたから気持ちはわかります」


???

「そうなんですね!」


ま、確かにそっくりと言えばそっくりな境遇だな


アクア

「となると当面の名前を決めておかないと」


ヨッジー

「ゾンビみたいなのから生まれたからゾンビ姫とかで」


???

「それはひどいとおもいます!あだ名ハラスメントだと思います!」


委員長みたいな感じで注意されてる!


ヨッジー

「いや、冗談だからダイン任せた」


???

「適格な名前をお願い致します」


「え~うん~」


???

「あまり無駄な時間をかけるのはよくないとおもいます」


せっかちだな~!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ