ゾンビ姫6
???
「お前たちはこの闇をどうするのかな」
目の前になにやらゆらっとしたモヤが消えると奥の方から何かがあふれるように膨れ上がってくる
アクア
「なにか強烈な腐敗臭が」
ヨッジー
「圧迫感もすごいぜ」
そこには魚ではない丸々ふとったみすぼらしいカッコをし体がボタボタと落ちるようなかたちをしておりなによりでかい!部屋いっぱいに満ちているといったほうがいいだろうか
???
「おれ……やっとたどりついた、この住処はいってくるな」
アクア
「なんですのこの強烈な風は」
「お前は何者だ!」
???
「しらない、はらへってうごくのもめんどくさい、ちょうどここあったから、もうめんどくさいからここにいる」
「なにやらレイス系の敵みたいですけどあまり話が通じるタイプじゃなさそうです」
ゲンゾウ
「しかし、逃げるにしても外にはあいつがいるし」
アネゴ
「正直どっちと戦うかと言えばみんなが見える外のだけど」
ウィズ
「ダインさんのスキルでそのレイスを使役とか」
「話が通じないし、レベルのせいかなんなのかわからないですけどこちらから強制的にどうこうできないみたいで」
ヨッジー
「こうなったら外の奴とやりやって隙があれば逃げるコレでいこう」
「そうだな、わかった」
アクア
「それしかないですね」
ゲンゾウ
「みんな今魚は何を持ってる」
ヨッジー
飛魚
アクア
鯛
ウィズ
太刀魚
アネゴ
鮨
アネゴ!?なぜ握りを持ってきた
俺
魬
ヨッジー
「う~ん、とりあえず俺の飛魚は「飛」ぶだからをぶつけて相手をぶっ飛ばす効果を狙って、そんでアクアさんの鯛は「周」るだからトラップみたいに回転してくれることを願い、いざとなったらウィズさんの太刀魚の「太刀」で反撃とダインの魬の「反」も反射とかで乗り切るか」
アネゴ
「私は」
「鮨は「旨」ウマイだから…おいしくても」
アネゴ
「いらない子だった」
ウィズ
「あとで祝勝で食べましょう」
もピーもピー
ヨッジー
「そうと決まればいくぜ」
おー!
俺たちは勢いよく飛び出した




