ゾンビ姫
タワーの上から町を眺めると薄っすらとした灯りが広がっている灯りが紅葉は赤くそまっているが紅葉を映し出しているが綺麗というよりは薄気味悪い感じの風景が広がっている
ヨッジー
「夜景というにはなんかパッとしないな」
アネゴ
「う~ん、薄気味悪い感じね」
ウィズ
「あ、あそこ見てください」
そこには周りの暗さとは対照的に煌々と光る銀色の寺が見えていた
ゲンゾウ
「ん~?銀閣寺は木造で銀箔は貼ってないはずじゃが」
ウィズ
「金閣寺は暗くて見えないですね」
「他には目立つとこなさそうですしとりあえず向かいますか」
アクア
「そうですね」
ゲンゾウ
「また……これを降りるのか」
ヨッジー
「飛行魔法とかでパッと!」
アネゴ
「暗くてなにがあるかわからないのにそんなことできないでしょ」
ヨッジー
「すみません」
ウィズ
「とりあえず方向だけマッピングして抑えておきますね」
それからまた小一時間くらいかえてタワーを降りて銀閣寺方面へ歩いていると。
なにやら青い炎をまとい柳の木手にもったゾンビっぽい魚が空を浮いてやってきた
「あれはヒゲの魚…なまず?」
ゲンゾウ
「なるほど、魚ヘンに都でナマズと書くことがあると聞いたことがあるな」
「ほうほう」
ウィズ
「いや、関心してないで襲ってきてますから!」
ヨッジー
「三枚におろしてやるよ!」
ヨッジーが剣を振りぬくがスカ!
ウィズ
「アンデットならホリーウィンド!」
ウィズさんが聖系魔法を使うが効果無し
ヨッジー
「まだなにか漢字しばりかなにかか?」
「とりあえず退避だ」
店が立ち並ぶ多分商店街と思われる通路に退避する
ゲンゾウ
「魚ヘンに都……一体なにで対抗すれば……う~ん」
アクア
「あ!こっちに来ますよ」
数を増やしてこちらにゾロゾロやってくる
「ん?なんであそこだけ避けてくるんだ?」
なぜかナマズゾンビ達はある一角を避けてやってくる
そこは魚屋の店頭でサンマが置いてある場所だった
ゲンゾウ
「なるほど、サンマは魚ヘンに祭とも書く……祭とは神や死者の霊をまつるから来ているからアレを武器として戦うんじゃ」
「え?」
ヨッジー
「なんだかわからないが!みんないくぞ!」
ヨッジーがナマズの間を駆け抜けサンマを手にし
ヨッジー
「いくぞ!!ソードラッシュ!」
フィッシュラッシュでは…?ツッコミたくなるが結果としてナマズゾンビ達はダメージを受けているようだ!
ヨッジー
「みんなコレを使え!」
ヨッジーがサンマを投げて来る!
どうやら時が止まっているらしく石の様にカチカチでこれなら殴っても問題なさそうだ
「ヨッジーオレにもくれ!」
ヨッジー
「えい!」
ドン!
あれ?みんなの違くない!?でかくない
ヨッジー
「売り切れだからとりあえず!それで殴って見てくれ」
30cmくらいあるそれをとりあえずもってみるが重い!ナマズゾンビを殴るには重い!
よろよろしているとナマズゾンビが殴りかかってきたので慌てて魚で防ぐとナマズゾンビが吹っ飛んでいった
「なんだこれ」
ゲンゾウ
「魬だなだから反射したじゃろ」
「え……俺だけハマチ?」