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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
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38運命に抗うモノ

不思議なことに巨大なイカがまるでこれ以上行かせないようにガードしているだけで襲ってこない


「これは襲ってこないなら逃げれば」


アネゴ

「何言ってんだ!私の道は常に真っ直ぐだ」


「いや、別にそんなこだわらなくても」


ヨッジー

「いや!守ってるということはこの先に大物がいるかもしれない!」


ゲンゾウ

「あり得るな」


二人とも釣りの手を止めずに声を上げる

アネゴが強引に船を進めると触手をつかって襲い掛かってきた!


「なんだよ、もう~しょうがないアクアさんウィズさんやりますか」


もピー!


「あ、ごめんもピーもだね」


アクア

「いきますよ!ウォータクレセント!」


水魔法を全てつかえるアクアさんが三日月上の水を出現させてぶつけるが触手で払われてしまう!


ウィズ

「水魔法がダメならサンダースラッシュ!」


水属性に相性抜群の雷属性を放つがコレも触手で払われて効果が無い!


ウィズ

「なら!ウッドスラッシュ」


ウィズさんが杖を振りかざし衝撃波を放つがコレも触手で払われて効果が無い!


アネゴ

「普通に戦ってもダメそうだね、前回もそうだったから今回もなにか」


するともピーが


もピー!!!


なにかのスキルを発動しイカめがけて放った!

煌びやか金粉で光を反射しながら撃ちつける、たぶんもピーのスキルの中でこれに該当しそうなのは*謹製トリモチマシンガン

*<煌びやか金粉で光を反射しながら撃ちつけるトリモチでスタン効果、目くらましのデバブとダメージを与える>



「水中のイカにトリモチは……」


と思ったのも束の間どんどん弱っていく!?


「ええ!?なんで」


ゲンゾウ

「そうか!今回の攻略は漢字だ」


「え?」


ウィズ

「なるほど、イカは漢字で<烏賊>鳥の賊と書きます」


「え?だからトリモチが効いたの?」


アクア

「カンジ?」


「ああ、俺たちの国の文字なんだけども」


ウィズ

「とりあえず、あれだけ弱ってるなら通常攻撃でもいけそうです」


トリモチで弱ったイカは触手ガードも出来ずボコられて倒されドロップアイテム 巨大烏賊の足に変化した。


烏賊の足

大きいから水っぽいと侮るなかれ!焼くのがオススメ!刺身にしても美味しい


アネゴ

「せっかくだ!飯にしよう!」


船の岩盤からBBQセットみたいなものがせせり出て来る!


アネゴ

「待ってな!今捌いてやるから」


アネゴが綺麗に捌いていくが……

アネゴは元魚、魚がイカを捌いているってなんかシュールな気もしないではない……

やめよう深く考えるのは……


綺麗な透き通った刺身と鉄板の上に串刺され烏賊の足が焼かれて醤油を振り香ばしい匂いが辺りに広がる。


ヨッジー

「くっそ!良い匂いさせやがる」


ヨッジーが釣りの手を止めず烏賊串を持ちながら被りつく


ヨッジー

「うまい!」


ゲンゾウさんはしっかり竿を置き休憩とばかりに刺身を堪能していたがそういう時に限ってヒットし慌てて竿に走ってる


クリス

「あら!行儀悪いわよ」


そんな二人を見ながらイカを堪能している


「世話しないね~」


アクア

「急ぎたい気持ちはわかりますけど」


アネゴ

「海の者はあれがスタンダードさ!」


ウィズ

「海にとりつかれてますね」


そんなゆったりとしてると


ヨッジー

「ダインあそこに!ヤシの実がある!!拾ってくれ」


「はいはい」


ゲンゾウ

「ウィズさん!あそこにヤシの実が!」


ウィズ

「え!どこですか?」


こちらも巻き込まれる!!


アネゴ

「いいじゃないか!この活気……おや?」


アネゴが見た先には明らかにおかしい海に似つかわしくない砂漠の小島があった。


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