30運命に抗うモノ
それから暫く迎撃を繰り返していると周りの赤さが一段と濃くなり、
目の前には平で大きな山がそびえ立つ
敵が一旦途絶えたこともありアイテム等でMPの回復をしていたが休憩を終えて再びマシンに乗り込んで山を見つめた
「あそこの祠があってそれに水属性で封印をすれば良いってことであってるかな?」
サポート
「肯定です」
アクア
「じゃあ、飛ばすぜ」
再びアクアさんがマシンのアクセルを踏もうとした瞬間
ブッワ!
すると背後から炎の塊が俺たちの横を駆け抜けた
サポート
「高エネルギーの炎です、現状から分析するにあの質量のエネルギーが祠に到達した場合封印システムが壊され、さらに封印されるべき対象を強化する恐れが」
すると炎はこちらと同じようなマシンへと形状を変えて行きアイドリングを始めた
アクア
「行かすか!」
マシンが急発進する!
「ううおおおおお」
ゲンゾウ
「いたたたた」
ヨッジー
「急発進は~」
すごい勢いで発進したマシンは炎の横まで追いついたがなんとその炎の塊がこちらと同じようなマシンの形状へと変化した!
アクア
「私と戦うってかおもしろいサポートフルバーニアだ」
サポート
「エネルギー不足、同乗者のMPによる追加処置を」
すると後部にいる俺たち一人一人の前に杖の様なものが現れる
「これはここに魔力を注げということかな」
サポート
「肯定」
ヨッジー
「やるしかなさそうかな」
みんなで一斉に魔力を込める
サポート
「ターボエンジン稼働、ウィング拡張……オールグリーン……GO!」
ブーンというモーターが回る音がすると伴に凄まじいGがああああ!
アクア
「余裕だ!」
所が炎の塊も先ほど俺たちが戦っていた様々な要素、ガソリンやマグマなどを取り込みだし自身を拡張していく
サポート
「出力上昇が上昇しており、スピードが上がっています」
ゲンゾウ
「取り込む前にあいつの周りの奴らを撃ち落とすんじゃ」
サポート
「後部にマシンガンを展開」
アネゴ
「戦力を下げるのよ!」
するとマシンが背後にピタッと張り付く
サポート
「スリップストリーム効果が発生するとともに迎撃防衛効果」
「スリップストリーム?」
ゲンゾウ
「簡単に言えば後ろにいることで空気抵抗を抑えて、一気に勝負どころで抜き去る方法じゃ」
ヨッジー
「ふん!よくわからないけど後ろに来たのは好都合!あのマシン目がけて撃ちまくってやる」
ヨッジーが後ろに向かって水属性の攻撃をぶっぱすと原則するどころか機体の炎の爆炎が増したように見えた、
ゲンゾウ
「ばかもん!さっき言っただろう今の奴は様々な要素の混合体水が有効とは限らん!」
するとコーナーに差し掛かると敵のマシン一回外に膨れ、ずっとインに居るこちらが曲がる一瞬のコースの空きを文字通りタイヤが火を噴き一瞬で抜き去っていく
サポート
「アウトインアウトを仕掛られけれました」
アクア
「おもしれえ!直線で抜き返す!」
サポート
「了解、重心を低身へ移行……ハイスピィダーモードへ移行、カーブの設定ドリフト重視へ」
アクアさんの座席がまるで寝ているようなスタイルへと変更されていく
サポート
「シフトチェンジ オールグリーン」
アクア
「いけえええ!」