夜襲3 改
お盆です><私もかえります><
その後ボスは満足そうに再び戦場へと戻って行った
それから暫くして戦況は駆けつけたプレイヤーによって徐々に俺達の劣勢へと変わって行き、それに伴い戦場もどんどん拡大していき俺達はなるべく戦況に巻き込まれないように砦の奥へと入っていた
「とりあえずここまでくれば大丈夫でしょう」
「そうですね」
俺とアクアさんが安堵していると
「バカたれ、向こうから声が聞こえる」
先生が俺達に警告し声のする方に剣先を前方の部屋へ向ける
俺は気配を消しながらその部屋を覗くと
中は豪華な装飾がしてあり隊長クラス?の部屋だろうか
話に耳を傾けると
「ふふふ、調子が良さそうじゃないかインジャスティム正義長官」
俺はその声に違和感を覚えた
…どこかで聞いた声だな
「何を言う悪の総統あっての我ら…」
若い感じの男の声だった
この人が正義側のトップか?
「いやいや、若くして正義のトップとなられたあなたの実力ですよ…さすが私を解き放つだけの英断をできる方は違う…」
なんのことだ?
「あなたこそこの1年足らずで組織を纏める手腕、やはり私の見込み通りでしたよ」
なんだ…この嫌な感じの褒め殺し大会は
俺がそっと中を覗くと
ボス!!
なぜボスと正義のトップが対談なんか!
「しかし…体だけは無理をしないでくれよ」
なぜ正義のトップが悪のボスを気遣う!
「ああ、無理はしない予定だ」
「おい、約束は守れ…貴様のコアは俺の妹だ…万が一のことがあれば」
!!
「わかっている…それが契約の対価だからな…」
「忘れるな…影は光なくしては存在しないだからな」
「ふっ、光とて同じだろう…」
お互いにらみ合う
やばい!これ!やばい!
俺はとりあえずアクアさんとその場を離れようとしたとき
背後迫る影…
そこに居たのはアネゴだった…