29運命に抗うモノ
ゲンゾウ
「サポートとやらワシが攻撃することは可能か」
サポート
「可能です、サブライフルを展開……オールグリン、サブデッキにモジュール展開」
すると俺たちの居る場所になにやら杖のような棒がせり上がってきた、
サポート
「それを握りスキルを発動してください」
ゲンゾウ
「スキルならなんでもいいのか?」
サポート
「肯定です」
ゲンゾウ
「ならば!小道具 水鳥笛 さらに!土偶弾!」
すると後部からライフルのようなものが展開しそこから水色の光と土色の光がマグマライダーに混ざり合いながらヒットするとマグマライダーがボロボロと崩れ出した、
ゲンゾウ
「やはりそうか」
「というと?」
ゲンゾウ
「あいつらにHPは無い、相反する物質で攻撃することで消えるしかけじゃ」
ヨッジー
「やり方がわかれば簡単な敵だな」
ゲンゾウ
「バカ者!油断するでない、この高速戦闘において瞬時に判断しなければどんな攻撃をしても無敵なのじゃからやっかいじゃぞ」
アネゴ
「そういうことよ!どんどん来るわよ」
目の前にやけにチカチカした敵が
ヨッジー
「ええと次は…ハナビライダー!?えと火薬と火か?いや火薬なんて属性ないから」
ウィズ
「わたしいきます!ウォーターボール!ダークブラインド」
闇と水の攻撃が当たるとライダーが打ち上げ花火の如く破裂する、
アクア
「綺麗だな」
アネゴ
「たまや~っていうのかしら」
次は……セキタンファイヤーライダー
ヨッジー
「石なんていうミスはしないぜ!石炭の元は木だから正解は炎と水!」
周りより一回り大きなガソリンファイヤーライダーが現れた……
「なんだかもう何かに火をつけてるかみたいになってきたな……ネタ切れか?」
ヨッジー
「ガソリンということは油……水と油っていうくらいだから水と水!よし!!」
ヨッジーが水スキルを展開しようとした瞬間
ゲンゾウ
「ばかもん!!!!」
バシ!
ゲンゾウさんの蹴りが飛ぶ!
ゲンゾウ
「学校でならわんかったのか油火災に水は厳禁じゃ!爆発するぞ」
ヨッジー
「えええ?」
「そうなると……一体なにが」
ゲンゾウ
「ウィズさん蘇生魔法を」
ウィズ
「蘇生魔法ですか?」
ゲンゾウ
「敵が迫ってる早く」
ウィズさんが慌てて魔法を放つと敵が小さくなり名前もファイヤーライダーに、
ゲンゾウ
「アクアいまじゃ!水魔法を」
アクア
「まかせろ!」
アクアさんが水魔法を展開し放つと敵は消え去っていった、
ヨッジー
「なんで蘇生魔法で」
ゲンゾウ
「ガソリンの素になる原油はプランクトンなどの死骸が年月を経て変化したものじゃからな」
ヨッジー
「伊達に歳はとってないね」
バチン
ゲンゾウさんの蹴りがまた飛ぶ
ゲンゾウ
「年寄扱いするでない!」