28運命に抗うモノ
その後いろいろと話を聞いたが特に得られるものも無かった為、目標地点をレッドキャニオンに向けて出発したわけだけど
ゲンゾウ
「相殺つまり相反するものをぶつけて消せというのがキーワードか」
ヨッジー
「でもここは火の属性のエリアだろそうなると水で消せばいいんじゃないのか?」
アネゴ
「そんな単純な事なら前回の戦いでもすぐわかったんじゃないのかしら」
「そうですね、前回大敗をきしたみたいですし」
そんなことを話していると
アクア
「ぐだぐだ考えたってしょうがないだろ、戦ってみればわかる……急ぐぞ」
ギュイーーンっとギヤをまた一段階上げる頼もしいというかなんというか……
暫く走っていると遠目に赤い平たい山が見えてきた、
アクア
「どうやらアレのようだな」
ゲンゾウ
「テーブルみたいな山じゃな」
アネゴ
「このペースならすぐに着きそうね」
アクア
「いや、そんなに甘く無いようだ」
「え?」
すると前方から燃え盛る火で形成されたバイクに跨った人型の敵が3体現れた、
ヨッジー
「うん?おかしいな」
ウィズ
「どうしたんです?」
ヨッジー
「いや、名前は見えるがステータスがみえない」
「え?」
確認するとファイヤーライダーという名前しか表記されていない
ステータスなどの表記がまったくなかった、
ゲンゾウ
「ふむ」
アクア
「関係ない倒すだけだ、サポート攻撃手段は」
サポート
「魔法力を弾丸として打ち出すキャノンを展開しますか?」
アクア
「早くやりな」
サポート
「マジックキャノン……ON…アクセスオールグリーン」
アクア
「いけーー!オールコーリング ウォターリバス!アクアスラッシュ!アクアライオン」
アクアさんが*オールコーリングを発動してその力がハンドルを通して装填され打ち出される!
*オールコーリング すべての水魔法から3つを同時行使できるスキル
キャノンは敵に命中するとライダーは砕け散るように消えて行く
アクア
「考えるまでもない速攻だ!」
ヨッジー
「おお!さすがの威力だな~これなら出番ないかもな」
もピーもピーー!
ヨッジーともピーがはしゃいでいる横でゲンゾウさんがじっと砕けた敵を見ている
ゲンゾウ
「……」
その後も数体のライダーが現れたがアクアさんの攻撃で問題無く砕いていくが、
暫くすると状況が一変した、少し濃い色のライダーが現れ先ほどの同じ様にアクアさんが攻撃を当てるが砕くところか水に当たっても平気な様子でこちらにつっこんでくる、
アクア
「もっかいだ!」
何度やっても結果は変わらず慌てて名前を調べると
「マグマライダー?」
アクア
「どうなってやがる!」
ゲンゾウ
「マグマ……そうか!」