27 運命に抗うモノ
赤の村に着きちょっと休憩したあとに誰か居ないかと村の奥の方へいくと
???
「だれだ!」
声はすれど見当たらないのできょろきょろしてると
アクア
「主下です~~」
あれこの可愛いモノをみて暴走が止められない感じのモードから察する……
「あ」
下を見るとそこには目の赤い真っ白で所謂一般的なうさぎサイズではあるが陣笠のようなものと槍を持ったうさぎがこちらに槍を向け構えていた。
「すみません、えっと私たちは怪しいもでじゃなくて雪の黒姫の復活を阻止せんと旅に出てるもので」
ヨッジー
「なんかお前喋り方変だぞ」
???
「昔の教訓で制作したと文で聞いていた先ほどの機体……見る限り嘘ではなさそうだ、でココには何しに?」
「ああ、えっとですね情報収集というか何か知ってることがあれば教えて欲しくて」
???
「なるほど、お主たちは祠……レッドキャニオンに向かうのか」
「レッドキャニオンそこに目的のモノが」
???
「ま、立ち話もなんだ林檎くらいなら出そう私はここらの区長だ」
「あ、すみません」
そう言って歩きながら話を聞くと
赤区長
「いや、それくらいは当然だ 復活を阻止してもらわねばまた白い世界へと戻ってします」
「そうなんですね」
赤区長
「ここは赤を司る場所で特に火の恩恵が多く、今はまだ完全ではないが力がレッドキャニオンに完全に定着すれば温泉、火力などの様々な効果が復活して豊かなエリアとなる」
「定着?」
赤区長
「ああ、今 赤の力が祠に戻ったおかげで一部の豊穣は戻ったが再び祠より出ようと粗ぶっている、それを定着即ち封印することでその力を大地へとめぐらすことができる」
「なるほど」
赤区長
「しかし、先ほども言った通り祠を抜け出そうと粗ぶっておるからなどんな妨害をしてくるか」
「何か封印の仕方などの情報は」
赤区長
「封印自体は祠にある他のエリアから持ち込まれた真玉というものに同族性の力即ち火属性ならば水属性を注ぎ込めば良いと言われてる」
「となるととりあえずはレッドキャニオンに向かう感じか」
赤区長
「それがそう簡単にはいかない、レッドキャニオン周辺までいくと荒ぶる力によって生み出されたモノが行く手を妨げている」
ヨッジー
「そんなのは俺たちが」
赤区長が首を横に振る
アネゴ
「そんなにつよいのかしら」
赤区長
「強いという以前に攻撃が通用しないというべきか」
「通用しない?」
赤区長
「前回の戦いのときに我々も封印しようと兵を出したがことごとく返り討ちにあった、戦士たちは口々に攻撃がすり抜けたと」
「すり抜けた?」
赤区長
「うむ」
ゲンゾウ
「ふむ、そうなると進むにしても何か対応策を考えないとな」
赤区長
「我らも過去の資料を調べたりしたがわかったことはキーワードとして相殺これが全てだと」
ゲンゾウ
「相殺……」