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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
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24 運命に抗うモノ

???

「おや、人型の方は久しぶりにみましたな」


しゃべった!?


アクア

「可愛い……」


ふらふらっと抱きつきに行きそうなアクアさんを静止して


「すみません、洞窟で落盤に遭いましてこちらに迷いつきまして」


???

「ほう、儂はこのうさんこ村の村長うさおです」


すると後ろの方にいた雪うさぎが前に出てきてブーブー鳴いて何かを伝えている


うさお

「ほうほう、なるほどなるほどあの妖精と戦って頂いた方はあなた達だったのですね、その上うちの若い者まで守って頂きありがとうございます」


「若いモノ?」


うさお

「この子たちです、都会へ出稼ぎに出て行ったのですが」


「するとココは」


うさお

「ええ、雪うさぎの村です まぁ立ち話もなんですからこの家じゃ狭いですから昔人型の方が交易に来た時につかった小屋がありますのでそちらに」


そういうと神社の裏手の方へ歩いて行く


ヨッジー

「とりあえず、人が来たことがあるってことは地上には帰れそうだな」


アクア

「巨大なモフモフが」


アネゴ

「とりあえずこの子は水の紐で縛っておくわね」


「お願いします」


アクアさんを厳重に拘束した上で長老の後を追うとそこには木で出来たお堂のようなものがありそこに入ると簡素な椅子とテーブルがあった。


うさお

「すみません汚いとこですが、今お茶を」


そういうとみんなにお茶と干し肉を出してくれた


「すみませんお構いなく」


うさお

「いえいえ、恩人にこれくらいのことしか出来なく申し訳ない、昔ならあの野菜畑や果樹のトラップで仕留めた肉でステーキでも振舞いたいところですが、何分このような状況でして」


ヨッジー

「というと?」


うさお

「そうですな、この村は地下にありましてな、その一番上には最果ての神殿というものがあったのです昔は信仰の対象として祀られていたのですがいつしか信仰は薄れ人々は忘れてしまった、それが元凶か廃れた神殿から現れたのがあなた方が戦った雪の黒姫」


ゲンゾウ

「なんと」


うさお

「そして、この世界の豊穣と色を奪って行った」


ヨッジー

「でも俺たちが倒したんだから元通りに」


うさお

「いや」


そう言って首を振り


うさお

「私たちも精鋭を募り一度は倒したんですがアイツは一度倒しても分裂して力を貯めて再び蘇るんです、疲弊しきった我々は追撃することもできず結果村での自給自足を諦めて人型の村へ出稼ぎをして生計を立てている状況で」


アネゴ

「そいつらはどこに?」


ゆきお

「ここから地上に向かうにはこの階層の一番上にある小島を通ってでるが、そこに行く途中にある祠に奴らは逃げ込み力を蓄え再び空へと昇り一つとなる」


ヨッジー

「そうとくれば外へもどるついでに倒していこうぜ」


「まあ、分裂してるということはさっきのより弱いのならやれなくはないな」


ゆきお

「なんと!それはありがたいなんとお礼を言っていいやら」


アクア

「そうですね、それでしたらさっそく出発したほうが良いと思うのですがどちらに向かえば?地図などはありますか」


ゆきお

「ふむ、歩いて行っては間に合わないですから私ども来る日に備えた秘密兵器が」


そういうと壁のなにかスイッチのようなモノを押す

するとゴゴゴゴゴゴという音ともに地面が揺れ出した


ゆきお

「ついてきてくだされ」


外に出てみると神社のような建物下に近代的なハッチがありそこにあったのは


「F1カー?!」




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