20 運命に抗うモノ
雪うさぎの必死のダッシュのおかげで氷柱からなんとか逃げ延びることが出来た、
「あぶな~~~雪うさぎありがとな」
そういって食事を与えて労っていると、また時がとまる
???
「さて、頭上をご覧ください」
強制的に顔が頭上へと向けられる
???
「この洞窟の名物オーロラです」
そこには頭上のあたりだけオープンになっておりそこから夜空にかかえるオーロラがゆらゆらと洞窟内へと流れ込んできており、色も通常ではありえない様々な色があり赤、黄色、緑、青いものなどとても幻想的だった。
ウィズ
「綺麗です!」
ヨッジー
「こいつあすげー」
ゲンゾウ
「うむ、芸術じゃな」
???
「とても綺麗な現象ですね、さて問題ですこのオーロラというものはどのようなものなのでしょうか?」
ウィズ
「はい!太陽からの粒子が地球の空気の粒にあたって出来る!どこかの番組で答えたので間違いないです!」
ウィズさんが自信満々で答えているので大丈夫だろう!
???
「xです、地球とか太陽とかよくわかりません正解は生物を養分として輝きます、皆さん気をつけてくださいね」
そう言った瞬間拘束が解け女性はまた消えてしまった。
「また消えた」
ウィズ
「そんなことより!オーロラが生物を養分になんて聞いたことがないですよ!」
ちょっと怒ってらっしゃる……
「まあまあ、ゲームですし」
ゲンゾウ
「そんなことより、生物を養分にするということは……」
ヨッジー
「なんだか、こっちに近づいてきてるぜ」
様々な色のオーロラがこちらに近づいてきており、先ほどまで綺麗だとおもったそれはもう空中をただようモンスターだという認識へと変わった。
ヨッジー
「先制攻撃させてもらうぜ!ソニックソード」
剣圧により風の刃を形成して放たれた攻撃は赤いオーロラをとらえたかのようにみえたがその攻撃はオーロラをすり抜けた。
ヨッジー
「攻撃が効かない?!」
アネゴ
「なら魔法で『アクアキャノン』」
赤いオーロラに向かって水魔法を放つがこれまたすり抜けた
アネゴ
「え!?魔法もダメ」
赤いオーロラは何事もなかったかのようにこちらに近づいてくる、
ヨッジー
「どうすりゃいんだ」
ゲンゾウ
「む、みんなあれをみてみるんじゃ」
そういうと赤いオーロラの後ろにあった青色のオーロラが水魔法を受け壁に吹っ飛ばされている。
アクア
「ダメージが通ってますね」
ヨッジー
「なるほど、なんとなくだがそれぞれの個体の色がポイントのような気がするな」
アクア
「まさかそんな単純なわけが」
ウィズ
「『ファイヤースレッジ』……当たりました!」
一番手前の赤いオーロラが吹っ飛ばされている。
アクア
「……行きますよ!みなさん」
「ごまかした……」
アクア
「主!なにか言いました?」
「いいえ……」
プロトタイプではありますが
Nコード N0377JFにて新作
「プロデューサー江須の異世界~エンタメ浪漫探~」
を掲載しましたのでよろしければ!