19 運命に抗うモノ
しばらく何もない雪原が続いていた雪も降っているので視界が悪く本当に自分が進んでないんじゃないかとさっかくするほどだった。
「本当にこっちであってるのかわからなくなるね」
ヨッジー
「こんだけ白い世界で代わり映えしないからな」
ゲンゾウ
「だいじょうぶじゃ、地図と儂の小道具 北枕がしっかりと北を示している」
北枕……ゲンゾウさんが出してくれた小道具ではあるがどう見ても枕ではあるが人がその枕を使って寝ようとすると自動的に体を北へ向けるというなんか微妙な枕……
ウィズ
「あの~私はいつまで寝てれば」
ゲンゾウ
「現地までじゃな」
ウィズ
「ええ~!ゲームやってるのに寝てるだけなんて」
アクア
「頑張って寝てください」
ウィズ
「微妙です~」
ウィズさんは抗議しながらシブシブ寝ていると洞窟のようなものが現れた、
ゲンゾウ
「うむ、あの洞窟を通るようじゃな」
勢いそのまま突入したはずだった、しかし入った瞬間まるで時間を止められたかのような感覚に襲われた瞬間突然ソリの隣に肌の白い人?が現れ
???
「この洞窟は白亜の洞窟とよばれ太古の昔より存在する場所です、中は美しい自然が作り出した芸術とも呼ばれる鍾乳洞や所々から入り込む光もさることながら、オーロラが閉じ込められて彷徨っているとか、ただし綺麗なばかりではなく難解な事もあって危ないとか…さあ、みなさん冒険の始まりです」
よく見ると探検でもするかのような服に身を包んだ女性が軽快にしゃべりながらすっと奥の方へ行った瞬間俺たちの拘束は解けた。
「なんだアレ」
ヨッジー
「なんかアトラクションのガイドみたいな」
ゲンゾウ
「テレビのレポーターみたいじゃったきも」
アネゴ
「よくわからないけど気をつけないといけないことは確かよ」
恐る恐る洞窟にはりウィズさんにライトの呪文で照明をつけてもらうとそこは氷で出来た巨大な氷柱が鍾乳洞のように連なり幻想的な風景が広がっている。
ウィズ
「綺麗ですね」
ゲンゾウ
「差し詰め彫刻と言ったところか」
するとまた時が止まり
???
「ここで問題です、寒冷地域の徒歩での移動、子供登下校で気をつけなければいけないことはなんでしょう」
問題が出題されると顔だけは静止画解除されてしゃべれるようになった。
「あなたは一体だれですか」
???
「ここで問題です、寒冷地域の徒歩での移動、子供登下校で気をつけなければいけないことはなんでしょう」
「あの~」
???
「ここで問題です、寒冷地域の徒歩での移動、子供登下校で気をつけなければいけないことはなんでしょう」
ゲンゾウ
「ダメそうじゃな、ここは問題に答えないと先にすすめなそうじゃ」
ウィズ
「すべらないように気をつける」
???
「ⅹ違います、ですが考え方はあってます」
ゲンゾウ
「雪の下がみえないから溝とかにきをつける」
???
「x違います、ヒントは頭上です」
アネゴ
「氷柱が落ちてこないか気をつけてる」
???
「正解です!ではお気を付けください」
次の瞬間 身体の硬直が解除されて
ドン!
という音がして……
ドドドドッドド
ストン!
俺の横に氷柱が刺さった、頭上を見ると幾つもの氷柱がぐらぐらしてる!
ヨッジー
「やべ!!雪うさぎ達ダッシュだ!!」