18 運命に抗うモノ
おじさん
「おめでとう!それでは商品の雪うさぎソ……いや!隠れ雪うさぎソリ乗り放題だ」
ヨッジー
「いや、そんなに無理して隠れとかつけなくても、普通にそこにいるし」
おじさん
「そうか~?雰囲気出ると思ったんだが」
目の前にはりっぱなソリとリアルうさぎくらいの大きさで耳が緑で目は赤、体は真っ白な生物がちょこんと10匹お座りしている。
アクア
「かわいい!」
ウィズ
「これは!萌えマス!スクショスクショ」
二人の邪なオーラを感じ取ったのか雪うさぎ達はソリの後ろへ隠れてしまった、
おじさん
「おいおい、気を付けてくれよ…こいつら力はあるけど気が小さいからあんまり怖がらせると逃げてしまうぞ」
ウィズ&アクア
「すみません」
アネゴ
「まったく、動物っていうのはね優しく愛情を持って接しないとだめよ」
そういって雪うさぎに近づき
アネゴ
「ほら、怖くないわよ おいで」
すると雪うさぎ達は一斉にアネゴの方へ駆け寄る
アネゴ
「ふふ、わかるのね(笑顔)私の気持ちが」
ガブ!ガブ!ガブ!
雪うさぎたちが一斉に噛みつく
アネゴ
「いたあああーー!なんで」
おじさん
「ああ、ありゃエサだと思われたな…あいつら肉食だからな」
アネゴ
「助けて~」
おじさん
「ほれ、そんなの食べてもおいしくないぞ」
そういってニンジンのような肉?を出すとみんなそちらを夢中で食べ始める
アネゴ
「おいしくないと言われるとそれはそれで傷つく」
おじさん
「お前たち北の孤島に行くんだったか」
「そうです」
おじさん
「ふ~ん、あそこは昔は資源をとりいく連中が居たらしいが今はあまりいかないからあれだが、あそこには雪の妖精がいたずらするから気をつけろと昔から言われてるから」
「雪の妖精ですか?」
おじさん
「詳しいことはわからないが気をつけることだ」
「そうですか……」
そんな話をしながら荷物をソリに詰めているともピーがなぜか雪うさぎと張り合って可愛さを女性陣にアピールしてる……焼きもち…いや考えるのをやめよう
そんなこんなで出発するためみんなでソリに乗り込みおじさんからもらった雪うさぎの笛を吹くと雪うさぎたちは2列に並びその体から信じられないくらいのパワーで雪の中を走り抜ける、まるでどこかのテーマパークにあるような爽快なアトラクションみたいだ!
ヨッジー
「こりゃいいな」
アクア
「気持ちいですね、雪うさぎちゃんかわいいだけじゃなくて力も強いんですね」
ウィズ
「すごいです」
もピー!!(悔しそうに鳴いている)
アネゴ
「あいつらは!白い悪魔よ!」
ゲンゾウ
「このまま何事もなければ良いが」