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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
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14 運命に抗うモノ

しばらく船旅が続きそして辺りが雪化粧で彩られた景色と変わり気温もぐっと下がってきたのでみんなで耐寒料理を食べていると


船長

「もうちょっとで着くぞ」


「そうなんですね、雪の隠れ町っていうくらいだから雪深いひっそりとした町なんですか?」


船長

「う~ん、昔はそうだったが」


「昔は?」


船長

「まあ、前の町の暑さもあって避難したひとで人が増えたりいろいろあってな~まあ、行ってみればわかるさ はっははは」


「どういうこと?」


ヨッジー

「さあ?」


アクア

「?」


しばらくすると小さな港がみえそこには小島に浮かぶ小さな町が見えた、ゲームでいえば終盤に移動手段で得て見つける小さな村のようなほんとにこじんまりとした感じだが……


「なんか光量おかしない?」


ヨッジー

「ああ、なんかすさまじく煌びやかだな」


アネゴ

「これが隠れ里?」


ウィズ

「電飾とは違う感じですが異様に明るいですね」


ひっそりとした佇まいないのに小島自体がたくさんの淡い光で包まれてる、近づいてわかったのだがお祭りで使うような提灯がカラフルに彩られ港には大きく


<ウェルカム!シークレットシティへ>


ヨッジー

「どこが隠れてるんだこれ」


ゲンゾウ

「風情が……ない」


さながらお祭り状態の町といったところだろうか……

町に入ってみると


シークレット饅頭屋

隠れ宿屋

隠された武器屋

などなど……「隠れ」や「シークレット」と歌った看板が煌びやかに配色された灯籠や提灯でキラキラしている上にそれが雪に反射して尚の事賑やかになっている、思わず近くの店主に


「あの~ここ雪の隠れ町ですよね、ここ?」


店主

「ああ!そうだよ、どうだい名物隠れ最中たべるかい」


「じゃ1つ」


店主

「まいど!その顔からするとこの町に来たのは久しぶりか、初めて方かい?」


「ええ、初めてです」


店主

「そうそうか、昔ここは何もない寂しい町だったんだがある時ここを訪れた旅の人が『ここは隠されたシークレットの町だ』っていうもんだから、そこからいろいろとアイディアを聞いて、今じゃシークレットやレア感を前面に打ち出した観光地になったんだよ」


「なるほど~」


アクア

「まあ、冒険者さんのおかげで発展してるのは良いんですけど……趣が……こう素朴な良さが」


「う…うん、でもほらこの最中ものすごい素朴だよ」


店主から受け取った最中は隠れ最中とはいっているが出てきたのは田舎にある手仕事がきっちりした素朴な最中だった。


アクア

「う~ん」


ゲンゾウ

「側は違うが中身は変わっとらん感じだの」






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