13運命に抗うモノ
遅くなり申し訳ございません。
いろいろあったがとりあえず北の孤島にいく準備は整ったのでロジィエさんの所へ行き再度話を詰めることに
ロジィエ
「現状あそこに行くためには船で最寄りの町『雪の隠れ町』に行く必要があります」
ヨッジー
「それなら誰か行ったことのある奴で魔法かポータブルで飛んだら」
ロジィエ
「それが出来ないんです、特殊な磁場のせいか原因は不明ですがあそこへは移動系の魔法では飛べないので定期船でいくしかないんです」
ゲンゾウ
「船か」
ロジィエ
「幸いにもここの近くの港から定期船があるのでそこから行くのが良いかと思います」
ウィズ
「定期船なんかあるんですね」
ロジィエ
「ええ、ここが暑かったせいか避暑地やいったん退避する方がいて」
アネゴ
「なるほど」
「よし、そしたら港へ行って町をめざそう」
この時は簡単に町に行けると思っていたが……
~港~
「え?」
雪の隠れ町乗り場について俺たちは驚愕していた、潜水艦があるくらいの設定だから高速船とかを予想していたのだが俺たちの目の前にあるのは教科書に出て来るような木造の航海用の大型の帆船だった。
「これは……」
ヨッジー
「俺はコロンブスみたいに新大陸でも発見しにいくのか?」
ゲンゾウ
「作りは立派だがな」
そんな話をしていると後ろから
???
「おう、おめえらあそこの町は磁場がおかしいからなどうしても自然の力でしかいけねえんだ」
そこにはヒゲ面でマッチョな男が立っていた
ウィズ
「そうなんですね、あなたは?」
???
「おう、俺はこの船の船長だ」
「なんと!」
船長
「それよりお前たちは冒険者だよな」
「はい」
船長
「だったら、乗船料タダにしてやるから護衛頼めねえか」
「護衛ですか?」
船長
「ああ、そんなに強いのは出てこないんだが何せ魔道具系が調子悪くなっちまうんで人力での対処になっちまうからな人手は多い方が良いんだ」
「なるほど」
ヨッジー
「良いんじゃね?どうせ道中暇だし」
「だな、わかりましたお引き受けします」
船長
「おう!頼むぜ」
そうそこから護衛という名の漁業が始まった……
ヨッジー
「ダインそっちにデカいのいったぞ!」
「ええ!まぐろ?!」
ゲンゾウ
「うおりゃ!!!」
船は途中までは普通の航海で特に襲われることもなくまるでリゾートとかのように光る太陽を青い海をサンデッキでゆったりと堪能していたのだが、北エリアという海域に入った辺りから急に魚が海から飛び上がり空から滑降して襲ってくるようになった!
ウィズ
「鯛が!アネゴさんを!」
「アネゴ動かないでシルエットにてるから誤射する」
アネゴ
「いや~~~刺身はやめて」
ヨッジー
「まったく賑やかだな!あらよっと!ヒラメゲット!今日の夕食は豪華になりそうだ」




