5 運命に抗うモノ
~暗いモニター部屋~
暗い部屋にモニターがあり、そこから顛末を眺めながら
マスター
「ほ~やるね、だが詰めが甘いね~」
そう言ってなにやらモニターを操作しはじめる……
~火山エリア~
俺たちはとりあえず下山しようとした時だった、
アクア
「主!」
突如目の前に撃破したスライムが逆再生するかのように砕け散ったからだが元に戻ったかと思ったらそのままマグマの中に飛び込んでいった。
「再生したかとおもったら自滅?」
イワミー
「そんなわけないでしょ、何かあるわ……調査班今すぐこのエリアの異常地点を調べなさい」
イワミーさんがスタッフと思われる人と連絡取り合っている最中に調べるまでもなく地鳴りが起こり始めた。
~暗いモニター部屋~
マスター
「採取」
~火山エリア~
巨大なマグマ塊が宙に浮かんだ。
「マグマの敵か!?」
しかし、敵対する表示はなくアイテム表示なっており
鉄溶岩
解説をみると鉄を多く含み武器や防具などの素材として用居られる
「アイテム!?」
アクア
「とにかく攻撃を!」
イワミー
「無駄よ、アイテムならアレに攻撃判定はないわ!……急いで情報元探ってコントロールを遮断しなさい!」
~暗いモニター部屋~
「移動」
~火山エリア~
目の前のマグマがふら~っと動き始める
「どこかに動き出したぞ!」
アクア
「私たちにぶつける気でしょうか」
しかし、マグマは俺たち向ってくることもなく空中を移動していく、
「通り過ぎて行くけど……」
アクア
「あの方向には町が!」
ゆっくり動いていく先には町が、
「止めないと!」
イワミー
「早く解析を!」
緊迫している中 雲のようにゆっくり動くマグマの塊を見て何もできず眺めることしかできない、やがてマグマの塊は町の上で止まった。
「どうすることもできなのか!」
~暗いモニター部屋~
「錬成」
マグマが巨大な鉄球の形になった、
マスター
「仕上げは完璧、ではショータイム」
~火山エリア~
俺たちは何もできず落ちて行く鉄球を眺めることしか出来なかった。