344 終わりの始まり
ヨッジー
「おいおいマジかよ!」
ウィズ
「ダメです!ダメージどころか足止めにもなりません」
全員で最大級の攻撃を当てているがそのまったく止まる気配もない上にダメージがはいっていたとしてもミリ単位だと思われる、なぜならHPが999999のまま減らないからだ。
ゲンゾウ
「そもそも奴はHPという概念がバグっているのかもしれんな、なにせこの辺一体のマグマとドラゴンの集合体……」
「とはいえ、何かしないと町が」
アネゴ
「わかっているわ……でもどうかするにしても」
「もピー!さっきのロボを」
もピー……
もピーが首を振る、どうやら現状では出せないならばブラックホールキャノンで空間ごとと思ったが現在使用不可という状況になっている。
「イワミーさんなんとか出来ないんですか!」
イワミー
「なんとかしようとしてるけど、情報量が多すぎて処理できないのよ」
そうこうしているうちどんどん迫ってくる
アネゴ
「撤退しましょう、このままでは」
「でも」
すると遠くの方から
???
「ダインさん~」
そこにはロジィエさんを先頭に村の人と思われる人たちがぞろぞろとリアカーを引きながらやってくる。
「ロジィエさん!ここはあぶないです」
ロジィエ
「危ないから私たちも戦うんです!あれからみんなと話して武器とか効果のありそうなお菓子をもってきました」
リアカーの中には様々武器とバフ効果のある菓子が入っていた。
村人
「みんなであの!マグマ野郎に攻撃だ」
そういって菓子を食べながら攻撃を開始するがたぶん先ほどよりはマシにはなっているがやはり生産職多く、どんなに良い武器やバフアイテムでも活かしてきれていない。
「これでは」
ヨッジー
「これだけの武器とアイテムがあれば……ちょっと待ってろ」
するとなにやらヨッジーがごそごそし次の瞬間
俺たちの周りに無数の光の柱……転移の光が!
チェイン
「面白そうなことをやってるじゃないか」
そこに集ったのは俺たちがつくった村のプレイヤー達がどんどん転移してくる。
プレイヤー
「あれを倒すの?」
ヨッジー
「そのリアカーの武器、バフ菓子は使いたい放題らしいからドンドン使ってくれ」
プレイヤー
無理ゲー上等
あれって経験どんくらいから
ドロップアイテムあるのかな
現れた百戦錬磨のトッププレイヤーから初心者まで武器やアイテムを手に敵へと攻撃を仕掛ける、チェインさんは俺に.
チェイン
「こういう時はさそってくれないと、さあゲームを始めよう」