終わりの始まり 野球と花火
「ウィズさんあと少しです、頑張って」
ウィズ
「集中力が…」
GM
「そういえば、ダインさんは野球の経験はあります?」
「ゲームとかなら」
GM
「そうですか~ま!いいでしょ」
「なにが?」
GM
「じゃ、武器持って」
「だから!なにが!」
GM
「来ますよ」
すると前方から小さな岩がゴロゴロと!!
「落石!?」
GM
「おしい!あいつも呼び寄せられたくちですね」
<だんご焔岩虫>という文字だけ見えるがそれ以外はバグって見えない、
「あんなのどうしろと!?」
GM
「あの転がってくるのを撃ち返すんです、あれは衝撃が加わると爆発するので、なるべく遠くに打ち込んで」
「爆発って」
GM
「さあ、来ますよ」
「え!ええ」
手槍を思いっきり振りぬいて上空に打ち上げると
どーん!
っと大きな音が空に火花と一緒に広がった。
GM
「たまや~、野球と花火とは夏をそうどりですな」
「やかましいわ」
GM
「はい!どんどん来るよ!右!真ん中!正面!」
さながら千本ノックのようにどんどん落ちて来る
どん!どーん!
花火のように綺麗ではないまるで鍛冶屋が鉄を打ち付けるときのような真っ赤な火花様なものが空に散っていく。
GM
「緑とか青とかも欲しいね」
「花火じゃない!」
GM
「どんどん増えますよ」
上にいくと先ほどと比べ物にならないくらい落ちて来るスピードが速くなり、
しゃべることもできないような状態になって来た。
そして最悪なことに落ちてくるの数が複数なって間に合わない!
もうダメだとおもったとき。
カッキーン!!
俺の届かった場所にあった虫が物凄い勢いで空に飛んでいった。
「え?」
そこには手に氷棒状の餅を持って空を見上げるもピー
GM
「おお!すごいスラッガーが現れた」
もピー
カキン!カキン!カキン
高速で打ち出していくその姿はどこかカッコ良さすら漂う、
GM
「おおお!ダインさんも頑張らないと」
「え、あハイ」
しかし、その活躍ぶりは比べるまでもなくもピー選手には及ばずしかも更に飛距離を伸ばしていく!
恐ろしい子!
などとやっているうちに崖に到達してなんとか無事に植えることが出来た。
「疲れた」
ウィズ
「足と目が痛いです」
ウィズさんは慎重に歩いてる最中目線もぎゅっと力を入れていたのか眉間の皺が凄かった。
そんな中上機嫌なのはもピーで未だにスィングの練習をしていた。
GM
「お疲れ様です、じゃお二人とも武器持って」
ウィズ&俺
「え!?」
するとGMが下を指さした、見てみると奥の火山の中から何かが上に上がってくる!?
GM
「今度はもぐらたたきです」
ウィズ&俺
「もぐらたたき!?」
GM
「ええ、上がってくるのを打ち落とす!」