305 終わりの始まり
兵士
「誰だ!」
「すみません、あの~魔本国用があって」
兵士
「なに!今本国は立ち入り禁止だ!早々に帰れ」
ウィズ
「え!?どうしても私たちは用が」
兵士
「なんと言われようと今は入れん」
「そこをなんとか」
すると奥の方から
???
「しつこい人ですね……あれ?ダインさん」
「ポコ!?」
ポコ
「ふふふ、今はポコ隊長ですよ」
「偉くなったな」
ポコ
「昔とは違うのです」
「なあ、どうしても魔本国に行かないといけないんだ隊長頼むよ」
ポコ
「ダインさんの頼みなら答えたいですが……、無理です!」
「そんな~頼むよ」
ポコをグイグイ揺らす
ポコ
「や、やめてください~どうしてもだめです」
「それでも行かないといけないんだ」
するとポコが手を振り払い
ポコ
「僕も兵士として守らねばなりません」
こちらに鋭い視線を向ける
「ポコ……」
ポコ
「すみません、あなたは強いだがこの新しく頂いた力で」
GM
「あの~すみません、一応今許可とれたので魔本国への入れる趣旨の通達が流れてくると思うのですが」
急にGMが前に出て説明し始める
「GMさん行けるんですか」
GM
「緊急事態ということで上から承認がでたので、中に入っても良いという指示がでるようにすると話が」
ポコ
「何を言ってるんですかこの赤いおっさんは!なんですかこの赤いから怖がるともってるんですか!だれなんですかこの赤いおっさんは」
GM
「えええと、私はですね~あの~なんと言いますか」
ポコ
「まどろっこしい!中年兵士の使えないような言動は」
GM
「ハァ?」
ポコ
「もうめんどくさいので、喰らうですこの新しい力!ディメンションラビリンス!」
ポコがスキルを発動すると、目の前が歪み急にポコとの距離がどんどん開いていき目の前に無数の通路が展開していく、それは所謂迷路のようなものが出来上がっていく
ポコ
「これでこっちまでくるのは難しい!壊そうとしてもこれは相当硬いので無理っすよw」
試しにスキルを発動して殴ってみるが殴った手が痺れるとんでもない硬さだ
ヴェール
「これは厳しいわね」
ウィズ
「それでも行かないと……」
するとプルプルしている御仁が……
GM
「あのガキ人が気にしてることを……お前に何がわかる」
「あの~GMさん?」
GM
「目にも見せてやる…ブツブツ GM権発動 緊急修正の必要性を申請……承認確認」
何やら一人でぶつくさしゃべり出した
GM
「添付された建造物が現行遂行されてるものが、運営の妨げになっている……承認申請……緊急事態により承認を確認……デリートを行います」
すると不思議な透明な槍の先を小さなハンマーに変えたようなものが発現し、それを掴むと目の前の迷路の壁にむかって軽く振り払うと……壁が小さなブロック状になり消えていく、
GM
「急ぎましょう……」
「え?良いんですか」
GM
「ええ、このエリアはまだ未完成のとこですので……それに我々にもいろいろ事情がありますし、あとアイツが!」
なんだろう……冷静なGMだったのに何か地雷踏んだのかな……
GM
「まってろこんな迷路 ハハハハハ」
なんか怖い感じで作られた迷路をバシバシ壊して?というか削除しながら直進していく……なんかこわいっす!
 




