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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
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GWの晩

とあるマンション


サラリーマン

「ふ~やっと終わったよ」


ゲームギアを外してため息に似た息を吐きながら汗をふき仕事部屋から出ると、


奥さん

「あら、なんか顔色が悪いわね」


サラリーマン

「ああ、ちょっと大変な案件がね」


奥さん

「そうなの?ゴールデンウイークもお仕事になりそうなの?」


サラリーマン

「まあ、その代わりほら時期はずれるけど今回の案件が終わったら長期休暇とボーナス出るらしいから」


奥さん

「そうなの?まあゲーム管理会社だからこの時期の利用率高いから仕方ないけど、この子も遊びに行きたがってるからちゃんと計画は立ててね」


そういうとまだ2~3才位の子供が母親の足にうつうつらしながら立っている


「そうだな、わかった」


そういうと子供の頭をグリグリなでた。


ピーピー


「おっと、お父さんはもうちょっと仕事があるからちゃんと寝るんだぞ」


そういって再び仕事室に戻り、PCをつけるとその画面の先には男性が一人座っていた。


職員

「まずはお疲れ様です。報告を」


サラリーマン

「なにから説明していいか……」


そういって現在までのダイン達の状況を説明すると職員の男があたまを抱えている


職員

「次から次へと、あそこまだデバッグが済んでないんだぞ」


サラリーマン

「行けないように封鎖するとか」


職員

「出来たらやってる!あのシステム徐々にこちら指示通りに動かない状況になりつつある」


サラリーマン

「そんな状況ならすぐに稼働を止めないと!」


職員

「そうなのだが上の判断が」


サラリーマン

「危ないじゃないですか」


職員

「命にかかわるような重大なバグではない……」


サラリーマン

「でも」


職員

「もしそうなったら私が意地でも止めるが」


サラリーマン

「が?」


職員

「最終的なシステムダウンの指示コードを我々がまだつかめてない」


サラリーマン

「じゃあ!強制的にぶっ壊してでも」


職員

「バカか!そっちのほうが命にかかわる問題になるぞ」


サラリーマン

「……」


職員

「とりあえず時間をなんとか稼ぐんだ、我々も我々の出来ることをする」


サラリーマン

「頼むぞ」


職員

「ああ」


話が終わり暫くぼーっとしていた、そして寝ようと思ったがその日の夜は中々寝付けず子供の顔をずっと見ていた。


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