276 終わりの始まり
次の瞬間 黒い光の中から透き通るような素肌に若干透けているドレスの下に水着を着た、大人の女性が現れた、その顔と髪型はどこかポルカに似ているが幼さは消えどこか妖艶な感じを漂わせてる。
？？？
「さあ、君たちは望んだ姿になった」
ケタケタと気持ち悪い笑い方をしている、まるで壊れた玩具の様だ、
そんな玩具に激高し怒りの一撃を放たんとしているモノが
キル
「てめええ！！！ポルカをかえせええええ！」
爆弾のようなものを投げつけるがそれを防いだのは
ポルカ？
「ふふふ」
キル
「ポルカ」
ポルカ？
「あの人を相手するより私を見てよ」
音もなく空中をまるで雪が舞うかの如くキルに向かって近寄っていく、
キル
「近寄るな、お前はポルカじゃない」
ポルカ
「そんなことないわ、よく見て」
徐々に距離を詰めて来る、
キル
「それ以上来るなら」
キルが武器を構える
ポルカ？
「あらあら、照れちゃって……少し可愛がってあげましょうか」
キル
「悪い子にはお仕置きが必要なようだな」
キルとポルカが戦いだすと、それまで静かだった蒼き狼とワインさんが一つとなった……長いので蒼きワインとしてよう、蒼きワインが静かに怒気を持った男の声と女の声が重なりながら
蒼きワイン
「許さん／消す」
蒼きワインが動き出しキルに迫っている、
「あっちはうちらで止めるんだ」
ゲンゾウ
「うむ」
ヨッジー
「もう何が何だか」
もピーもピー
アネゴ
「でも、あのイケ好かないのはどうするの」
薄気味悪い笑い声をあげて現状を楽しむ男……
先生
「私がいく、あとは頼む」
そういうと先生は剣のまま飛び出していく
謎の男
「おやおや、誰かと思えば」
先生
「お久しぶりです」
謎の男
「私の至高の姿にはならないのかね」
先生
「私は……今は先生ですから」
謎の男
「寂しいこというなよ」
薄ら笑いを浮かべたまま近寄ると先生が剣先を男に向ける
謎の男
「おやおや、反抗期か……遊んであげたいが仕事を終えたばかりで君の相手は少々つらいな～今日はいい仕事ができたから大人しく帰るよ」
そいうと紫色のゲートのようなものを出しその中へと入ろうとすると
先生
「逃がすか！」
先生が男に向かって突進するが
謎の男
「なんだい？寂しいのかいしょうがないな～じゃ一緒に行こう」
すると男の目の前に紫のゲートが突然出現してそのまま吸い込まれてしまった。
謎の男
「それでは皆さん、楽しい遊戯を……」
そういってゲートへと入って行ってしまう！
「先生！！！！！」
叫び声も空しく空には何も残っていない。
