273 終わりの始まり54
もう日も暮れているのでまた後日にしようと説得したが火のついた子を止めることもできず、他のギルドの人たちにも説得をお願いしたいが厳つい身なりのPKプレイヤーさんたちがみんな目を伏せたり、首を振っている。
「この子は一体この組織でどんな立ち位置なんだろ」
ポルカ
「なに!?」
「いえ、なんでもありません」
ポルカ
「じゃ!行くわよ!他のみんなはキルがもしかしたら援軍要請があるかもしれないから待機ね!」
PKプレイヤー
わかったよ
OK
なぜか晴れやかに返答する……
そしてこちらによろしく頼むわ~的な視線やしぐさを送ってくるのがなんか腹立たしい。
ポルカ
「よし!いくわよ」
「お、おう」
半分勢いに飲まれながら、暗い夜道を歩きながら来た道を日も暮れて寂しい山道を戻ると例の小屋が見えた。
ゲンゾウ
「灯りがついてるようじゃ」
ポルカ
「よし、カチコミね」
「だから泳がすんでしょ」
ポルカ
「ぐ~~~~~」
ウィズ
「ドウドウ、おちついて」
猛獣使いになりつつあるウィズさんを見ながら小屋の近くまで移動して様子を伺うと何やら笑い声が聞こえる。
ポルカ
「あの野郎の笑い声が」
フン!フン!
ウィズ
「ほら、あんまり怒気を出すと逃げられるわよ」
ポルカ
「わかってるわよ」
そして次の瞬間 雪の中をほふく前進して近づこうとしてるのを
ヨッジー
「ちょっと待てい!」
足を掴み引っこ抜く!
ポルカ
「何レディを足から引っこ抜いてるのよ」
ヨッジー
「レディがほふく前進して家を除きに行くな!それに相手はワインだぞ!前職はスパイなんだから気配察知とかで見つかったら一貫の終わりだろ」
ポルカ
「ぐにう~~~~」
声にならない声とはこういうことを言うんだろ
ゲンゾウ
「ここはワシの新作の出番じゃな」
そいうとかばんをゴソゴソしながら出してきたのは
ゲンゾウ
「新作!拡大鏡」
そいうとレンズのようなものに木材で装飾されたものを出してきた。
ゲンゾウ
「クリスこれを空中固定してくれ」
クリス
「はいな」
ゲンゾウさんはクリスさんを呼び出し、魔力でなのかわからんがレンズを空中に固定させる。
ゲンゾウ
「よし!ここから新スキルをお披露目じゃな スキル:道具共有!」
すると全員の眼のまえにレンズが増殖して現れた。
「これは?」
ゲンゾウ
「これは道具をPT全員に使用できるスキルじゃ、そしてその拡大鏡はターゲットを拡大して視ることができるローグ職が使うタカの眼スキルと同等の効果がある」
「ほ~」
ゲンゾウ
「これで何をしているかわかるはずじゃ」
そして各自がそ拡大鏡で覗いてみると……
ヨッジー
「飯食いながら酒飲んでるな」
ポルカ
「カウンターにいるのは!あんの女よ」
ウィズ
「楽しそうにお料理を出したりお酌したりしてるわね」
ゲンゾウ
「スナックかの??」
宜しければ新作となります
山小屋のルージュ(旧山小屋のテイマーの秘境村作り)が
本日19時よりUPしますので宜しければ見てください
https://ncode.syosetu.com/n4289hv/




