270 終わりの始まり51
ヨッジー
「準備は良いか？」
「待ってくれ！アネゴがまた【unknown】に」
ウィズ
「え？また敵に」
ゲンゾウ
「いや、たぶんアレじゃろ」
指さす先にはカチカチに冷凍保存されたアネゴが・・・、
「アネゴー！」
ヨッジー
「冷凍鯛に！」
ゲンゾウ
「仮死状態か！？」
「温めないと」
すると懐からもピー！！
も～～～～ぴ！
すると頭上に布団のような大きな焼き餅が現れて
ずどん！
アネゴを押しつぶすようにのかった、
ヨッジー
「死んじゃう！から」
急いで餅を剥がそうとするが
「あっち！」
ヨッジー
「無駄に熱い！！」
焼きたての餅よろしく熱々で全員ワタワタしながらどけると
若干焼き魚の香がするアネゴが出てきた。
急いでステータスを確認するとアネゴの欄が復活していた（やけどのバッドステータスがついていたが）
ゲンゾウ
「ふむ、しかし凍るバッドステータスがついたくらいでステータス画面から消えるとは、不安定なのじゃろうか」
先生
「……」
「まあ、とりあえずよかった」
ウィズ
「良くないかもしれません」
「え？」
ヨッジー
「周り見てみ」
そこにはPKがズラッと囲んでおり完全に逃げられない状態になっている、
ヨッジー
「まあ、あんだけ騒いでりゃな」
「すまん」
もピー
もピーも満足げな顔からしょぼん顔になっているが、ばれたからには仕方ない、
「すまん、争うつもりはないんだ俺たちは隣のフィールドに行く道を」
そうしゃべりかけた直後
ピュン！
ナイフが俺の頬をかすめた
「あぶな！」
ナイフの軌道の先に居たのは
キル
「よう、久しぶりだな」
「キル！」
キル
「お前の方から来てくれるとは、おもてなしをしないとな」
そういってジワジワと近寄ってくる、周りも臨戦態勢となる
キル
「おっと、ダイン…タイマンといこうぜ、条件飲むなら部下たちには手出しさせねえ」
すると子分と思われる奴が
子分
「兄貴でもこの人数差なら」
キル
「うっせえ！」
なにかのスキルかわからないが子分が吹っ飛んでいった
キル
「さあ、はじめようか」
そう言って斬りかかろうしてきたとき何かが突如餅に覆いかぶさった
