264 終わりの始まり45
チェイン
「何がわかったというんだ！」
氷の刃で再び斬りつけるがまたも氷が空しく水を捕らえるだけ
？？？
「そうね、あなたが強いってことはわかったわ」
チェイン
「ほ～その割には随分と余裕だな！」
まるで嘲笑うかとの如く斬りつけた幻影は粉々になり宙を舞う、
？？？
「ふふふ、指揮官で重要なことは冷静沈着、取り乱してはダメよ」
チェイン
「当然だろう！」
パリンとまた幻影が割れる
？？？
「そうね、あと大将は無暗に動くモノじゃないってことよ」
そういうと幻影の中から水の鎧をきた手下と思われる兵士がぞろぞろ現れる、
チェイン
「そんな鎧を着た所で！所詮戦力はかわらん 雹天演武！」
氷の雨が降り注ぎ水の鎧に突き刺さる水は徐々に氷始め身動きが取れなくなる、
？？？
「あら、凍らせても私の支配下の水だから」
凍った鎧はその場に止まらずまるでロボットのようにチェインさんへと向かっていく、
チェイン
「ならば！砕くまで！砲豹粉砕！」
拳を固めて何かを集めるかのように構えそのまま正拳突きのように放つと目の前に豹のような動物が現れて敵に向かい放たれた獣は敵の氷の鎧を粉々に粉砕して倒して行く、
チェイン
「ふ、これでお前だけだ」
？？？
「はあ～だからこの氷は私の支配下だと教えてあげたのに」
そういうと粉々に砕けた氷は舞い上がり視界を奪いホワイトアウトになっていく、
チェイン
「っく」
？？？
「目先のことばかりに捕らわれてお馬鹿さん」
チェイン
「ええい！煩い風演武」
風の特技なのか強烈な風が放たれてホワイトアウトごと吹っ飛ばすとそこには大砲が１つ鎮座していた。
チェイン
「どこいった！」
するとその大砲から声が聞こえて来る、
？？？
「では～またね アクアキャノン！」
ズドンという音ともにすごい勢いで魚が飛び出してくる、
その速さはまさに砲弾とてもおいつけるスピードではない、
そしてその進路に方向には村が！
チェイン
「やられた！急いで村に連絡を大将格が向かっていると」
くっそ、私が慢心しなければそう悔やみながら戻るとそこには驚きの光景が待っていた、
なぜかそこには泡を吹いて倒れている先程の魚が……
チェイン
「・・・え？どういうこと」
思わず目が点になっているチェインさん、そして同じくなんでっていう顔をしている町の人たちが立ち尽くす面々であった……
