263 終わりの始まり44
チェイン
「みんな、手出しはしないでくれココからは一人で戦う」
ヨッジー
「正気か」
チェイン
「ああ、正気さ……これはダイン君と戦う為のとっておきというか…彼相手にしか使えないとおもっていたのだが、マイミュージック『寄虎の勢い』」
勇ましく強そうな組曲の様な音楽が流れると身に纏っていたフルプレートが解除されてまるで初期装備のような鉄の胸当てと白いハチマキへと変化し、武器もヒノキの棒のようないかにも初期村の装備へと変化した。
???
「からかっているのかい?」
ちょっとムっとした様子でそれを睨む敵だが、それをあざ笑うかのように
チェイン
「良い事を教えてやろう、このマイミュージックの効果は相手との戦力差があるほどステータスがあがる、つまり」
そういうとまるで蜃気楼のようにチェインさんが揺らめき次の瞬間
バン!
すごい音と伴に敵兵が吹っ飛んでいった。
チェイン
「こういうことだ」
???
「小賢しい!一人で何ができる全員であいつを狙いな」
チェイン
「おや、それは嬉しいねもっと強くなれるよ!」
まるで分身するかの如く相手兵一人ひとりの前にチェインさんが現れて敵をぶっ飛ばす!
チェイン
「安心しな今のはただの攻撃、スキルは使ってないよ」
ヨッジー
「圧倒的だな、あれがトッププレイヤーの実力」
ウィズ
「はい」
敵味方がドン引きするくらいの実力を示すと敵の顔色が変わる、
???
「なるほどね、っとなれば」
すると敵の指揮官がチェインさんの前に立ちながら値踏みするかのようにチェインさんを見る。
チェイン
「なんだい降参かい?」
???
「いや?」
そういって不敵な笑いをすると
???
「良いかい?コマンダーは未知との相手に戦う時はこうするんだよ スキル:アクアミラージュ、アクアマリオネット」
チェインさんを囲うように水の壁が展開し、足場が水へと変化していくそしてそのから水で出来た人型の兵士が現れた。
チェイン
「ふん、無駄だ」
兵士むかって一太刀浴びせると真っ二つになったが、
???
「慢心は身を亡ぼす」
厳しい口調で言う目線の先には引き裂かれた敵が元に戻っていく
チェイン
「ならば、ファイヤーブレード!」
炎を纏ったヒノキの棒が敵を蒸発させていく、そして敵を睨みつける
???
「まだまだ」
すると足場から再び兵士が現れる
チェイン
「何度やっても同じこと!」
また敵を蒸発させるが兵がまた出てくる。
チェイン
「キリがないなら、お前を倒せばすむこと『風雪乱撃』」
吹雪を纏った剣戟が敵を貫くと凍り付きバラバラに砕けたが
???
「残念」
チェインの背後に敵が現れる
チェイン
「幻影」
???
「まあ、大体わかったわ」
チェイン
「何がだ」
???
「コマンダーは情報分析そして対策を遂行する、そして今私が出した結論は」




