262 終わりの始まり43
タンクトップのような上着となり、そのスタイルの良さもあり色気とワイルドさを併せ持つようなコスチュームへと変化すると、
???
「さあ!私の為に戦いなさい!ハートルフコマンド!」
うおおおおお!!
相手の兵士たちが唸り声をあげて突進してくる
ヨッジー
「全体バフか」
ウィズ
「バフというより全体を狂戦士化させる技のようです」
ヨッジー
「やっかいだな」
そんなとき後方から
ゲンゾウ
「料理職人たちのバフ料理が届いたぞ」
村で待機していた職人たちが襲撃後に急いで調理を初めて完成したステータスを上げる様々な料理の支援が届いた。
チェイン
「まだいける!各自職業に合ったバフを確認し料理を受け取り迎え撃て」
さすがは一流プレイヤーの職人が集まってるだけあってそのバフの効果は破格であると同時に使っている食材の評価値も高いため相乗効果がすごいこともあり、相手のパワーアップに対抗するくらいの底上げがなされて戦況は拮抗している。
???
「やるわね、なら」
そういうと急に前線に出てきて鞭の様なモノを振りまわして竜巻の様なモノを作り出した。
チェイン
「各自衝撃に備えろタンクは前にでて防壁を!」
タンクが前線にでて防御スキルを展開して衝撃そなえるが
???
「あら?大丈夫よ、痛くないから」
そういうと投げキッスをすると同時にその竜巻を放つとそれは切り裂くような衝撃ではなく、まるで春風のようにこちらの陣営を駆け抜けた。
ヨッジー
「なんだ?……あれ?体が」
???
「ふふ、テンプテーション……魅了系の技よ、武器を放棄しなさい」
そういうとプレイヤーの半分以上が武器を放棄した。
???
「ふふふ、男の子にしか効かないけど十分よね」
どうやら性別によって効果が出るタイプの技らしく男性プレイヤーのほとんどが魅了の状態異常に陥っている。
???
「戦力差は見ての通りよ、諦めなさい」
なんとか拮抗していた戦力の半数以上が戦えないとなれば絶望的だが……
チェイン
「ふははは、良いねこういう状況を待っていたのだよ」
???
「あら?あなたは動けるのね」
チェイン
「失礼な、私の性別は女だ」
???
「あら、意外……でもこの状況をどうにかできるとでも」
チェイン
「ああ、今までは使えなかったがやっとコレを使える」




