261 終わりの始まり42
さすが一級プレイやー個人技に特化してるものだけでなく仲間をうまく指揮するものなどもいて、圧倒的な戦力差を見せつけるが
？？？
「あらあら、お強い……だけど」
そういう不敵な笑いと伴に兵を睨み
？？？
「いつまで寝てるの」
すると頭の水のヘルメットがボコボコと音を立て、次の瞬間みるみるうちに傷が治っていく、そして再び武器を持って立ち上がった。
プレイヤー
「再生スキル？」
？？？
「更に、フェニックスコマンド！」
立ち上がった兵士全体にゆらめく炎のようなエフェクトがその身を包む、
ヨッジー
「なんだあれ？炎属性でもついたのか」
？？？
「ふふふ、違うわよせっかくだから教えてあげる…フェニックスコマンドは不死鳥の如く蘇った兵士たちの攻撃力をダメージ回復分だけあげてくれるのよ」
兵士
「ふははは、なんだこの力うおおおお！」
スパ
乱暴に振り回した剣がふと木をまるで紙を斬るが如く簡単に切断する。
チェイン
「迂闊に近づくな！基本動作で挑めば所詮ステータスがあがっただけだタンクが攻撃をうけカウンターで攻撃！中距離は援護、バフ、回復系はタンク優先に」
チェインさんが落ち着きを取り戻したのか的確な指示で全体を統率しなんとか耐えているが、
プレイヤー
「こいつは倒しても倒してもきりが無いぞ」
「なにかないのかよ」
チェイン
「なにか対策はあるはずだ、戦いながら気づいたことなど報告をまわせ」
互角が戦いが続き持久戦でやや不利な状況の中で朗報が、
プレイヤー
「こいつら状態異常は普通に聞くぞ！眠りかマヒで無効化できる」
こういう攻略に対する洞察については本当に一流という奴らはすごいなとおもわずにはいられない、そしてその情報を活かすのも
チェイン
「よし！行動制限の長い各自状態異常のマヒおよび睡眠をメインに行い！あの水を吸えなくて火力で押し込め！火力がないものは吹っ飛ばし、相手を押し込む攻撃で相手を村から遠ざけろ！状態異常スキルの無いものは一旦下がり職人プレイヤーから状態異常武器を受け取って戻ってこい」
的確な指示に対して即時に武器の切り替えなどに対処できる猛者たちとそれをサポートしている職人たちのバックアップにより状勢は好転し徐々に押し返すことが出来た。
？？？
「へ～やるじゃない、でも……」
そういって指をパチンと鳴らすと頭についていた水のヘルメットが全身へと広がっていく、
すると状態異常が解除されて再び動き出す兵士たち、
プレイヤー
「状態異常が入らない！」
「傷の治りが早まってる！」
？？？
「ウォータークリエイト：フルコート……そして私も魅せるわよ」
着ていた軍服のような上着を脱いで地上へ降りてきた。
