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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
522/715

238 終わりの始まり19

そんなこんなで唖然としているプレイヤーさん達をしり目にドンドンと攻略していきあっというまに開拓地と護衛組は到着した。


チェイン

「よし、ミッションコンプリート」


ヨッジー

「ええ、早かったですね」


圧倒されつつ引き気味のなんといえない笑いながら引きつった顔でもピーを撫でながらそれを見つめるヨッジー。


もピー?


ヨッジー

「今お前の感触だけが癒しだよ」


もピー


とりあえず褒められたことに喜ぶもピーを撫でながら現実逃避していると、


チェイン

「おや?なんか問題があったのかな?」


するとウィズさんと開拓チームが何やら集まって難しい顔をして話し込んでるのが見えた。


ヨッジー

「あれ?なんだろうちょっと聞いてきますね」


そういってとりあえずウィズさんの所へ行き話をしてみると、


ヨッジー

「どうかしたの?」


ウィズ

「あら、早かったですね」


ヨッジー

「そりゃ~あのメンツだから」


そういってチェインさんの方を見ると、


ウィズ

「なるほど……」


ヨッジー

「それよりトラブルでも?」


ウィズ

「ええ、開拓で畑を作ろうと思うのですがこのあたりの雑草や鬱蒼とした雑木が多くて中々うまくいかなくて」


そういって目線の先には小さな森と雑草が生い茂るフィールドが広がっており、その中に遠巻きからこちらを付け狙うNPCも探知できる。


ヨッジー

「なるほど~、とりあえず手前から斬って行くしかないか」


ウィズ

「ですね~」


そんな話をしていると、


チェイン

「どうしたんだい?」


ヨッジー

「実は……」


事のあらましを説明すると~


チェイン

「なるほど~、それは面白いね」


ヨッジー

「え?面白い」


チェイン

「ちょっと試したいことがあるんだ、お~いポコ」


そういうと戦士風の男を呼び出すと二人で何か話している。


チェイン

「そか、出来るね~それでいこう」


ポコ

「わかった」


話が纏まったようで


チェイン

「ウィズさんあの邪魔なモノは斬るんじゃなくて燃やしても大丈夫?」


ウィズ

「えっと」


ウィズさんが困っていると一人のプレイヤーが


プレイヤー

「俺は農業関係の知識があるんだけど、リアルだと推奨されていないけど焼き畑農業ってのがあって、ワザと森を燃やしてそれを土の栄養に変えるという農法もあるから問題ないと思います。」


チェイン

「それは好都合だ1㌔位畑があれば良いよね?


ウィズ

「ええ」


チェイン

「じゃ やってみるね」


ヨッジー

「やってみる?」


チェイン

「ああ、見ててくれ」


そういうと森の方へ向けて


チェイン

「そこの見学者の諸君ここから1㌔以内を耕すから、そこにいると危険たよ」


森が騒めく、


チェイン

「ポコじゃ所定の位置へ」


ポコ

「おう」


そういうと盾をもって森の中に入りしばらくたつと、


ポコ

「オッケーだ」


チェイン

「いくよ! ファイヤーロード!!」


剣先が燃えそれを大きく振りかぶり炎をぶっ飛ばすと目の前の雑草、雑木は跡形もなく燃えて消えていく、


チェイン

「そろそろだよ」

遠くでポコさんが返事をしたような声が聞こえると


ゴン!


という激しい音が聞こえた、見ると炎で焼かれた道の先にポコさんが盾を構えているのが見えた、それと同時にその道の途中にNPCが目を丸くしているのも見えた。


ヨッジー

「今のは……?」


チェイン

「スキルを使って障害物を焼き払ったらんだ、それで終了地点にポコが防御スキルで受け止めてもらって」


ヨッジー

「え!?地形が変わるほどの一撃を……しかもそれを受け止めるって」


チェイン

「ガンガン行くよ~それ!それ!」


するとそれを見ていたチェインさんのギルドの人たちも、


武道家風のプレイヤー

「お!良いね!おもしろそ俺もやるぞ!鳳凰脚!」


そこから凄まじい爆音と逃げ惑う監視のNPCとモンスター、

さらにそこに先生も触発されて暴れまっくったもんだからそれはもう凄まじいお祭り騒ぎ……


ウィズ

「私たち農業してるんですよね」


ヨッジー

「深く考えるな、俺はさっきそれを学んだ」


ウィズ

「はあ~」


しかし、予想に反して綺麗な更地が生まれるまでに数十分とかからなかった。


チェイン

「農業って新しくて楽しいな!」


満足そうなチェインギルドの面々と対照的に圧倒されぽか~んとしてるヨッジー達プレイヤーと職人チームであった……


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