208.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥83
遅くなり申し訳ございません。
「透明……」
猫
「にゃ~ん」
その鳴き声はどこか悲しそうで助けを求めてるような……
正直ちょっと怖いが近づかなければいけない気がして近づこうとすると
ミニブラック
「待て!」
目の前に木の枝が刺さる!
ミニブラックが止めてくれなかったら串刺しになっていた。
「なんだこれ!」
よく見ると目の前に無いはずの大木の影があり、その枝の部分が急に地面から突き出している、そして木々はやがて少しづつ影から立ち上がりまるでお化けのように木々をたれ下げ不気味に左右に揺れて迫ってくる。
「モンスター?」
慌ててステータスを確認するが
大木*‘=*}_
HP*‘L*?*}?
MP*+P‘>{?
スキル *+P`P+*?*?}*}*}}_}
盛大にバグっていて何なのかわからない、
ミニブラック
「何かすごく悲しい闇が……近いような」
「え?」
ミニブラック
「来る!」
木々のざわめきがまるで台風の時のように激しいざわめきに変わったかとおもうと突然
黒い葉っぱが巻きちらされそれは鋼鉄の様にするどい光を放ち俺たちに降り注ごうとしている。
「あぶない!ミニブラックこっちに『ダイヤモンドシールド』」
ミニブラックを近くに寄せてスキルを発動するが、たかが葉っぱのはずなのにその一枚一枚がとんでもなく重いように感じられ正直これ以上持たない気がしたので
「一度後退するぞ!」
ミニブラック
「どうやら無理そうだぞ」
背後を見るとそこには先ほどの祭りのカッコをしていた人や、住民なのかわからないがやはり全員目が赤く光った人達が迫ってきている。
「これは……」
ミニブラック
「撃破するしかない」
「やるっていっても」
ミニブラック
「両方相手にするのは正直分が悪い」
「となると、やるなら前だ…あの猫のとこに」
ミニブラック
「わかった」
正直それが正しいかわかないが、どちっかに賭けるなら前のが分が悪くないと考えてとにかく突っ込むしかない!
「最初から全開でいく、マイミュージック発動:黒蝶の風!」
幻惑を後方に飛ばしてかく乱する
「これで後方は時間を稼げるはず、しばらく動けないから援護する」
ミニブラック
「わかった……ノアールエール」
ミニブラックのプリズムエール版だろうか、黒いきらめきがベール状にミニブラックを包む、アクアさんは範囲ステータス強化だったがどうやら効果はわからないが単体強化なのかな?
「セイントハリケーン!」
光属性の遠距離攻撃スキルを発動してけん制するとそれに併せてミニブラックが突っ込む、
ミニブラック
「いくぞ!ダークウィング!」
黒い羽根を前方の敵に飛ばしその羽根に身を隠すように凄まじい速さで突っ込んでいく、
ミニブラック
「消えろ下郎!ブレイクダンス!!」
これまたアクアさんのソードダンサーの技の変異版なのか華麗というより荒々しいステップで連撃を敵に連続ヒットさせていく
「お~こんなに強くなってたのね……」
ちょっとだけ背筋が寒くなった。




