表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
490/717

207.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥82

公園の少し小高い山の下腹部に空いたトンネルに身を隠してなんとか

木々たちから退避できたが外ではまだ木々たちが揺らめいている、


「なんとか逃げれたが」


ミニブラック

「……」


「どした?」


ミニブラック

「何か見られてる気がする」


「ん?」


ミニブラック

「アレ」


そこには公園とかにある黒く煤けたようなカエル型の滑り台が鎮座していた。


「まさか…」


ギロ


気のせいではない…確かに目が動いた!

すると急に天高く飛び上がり穴の前まで飛んできた!

そして今にも長い舌で俺たちを捕えようとしている!


「逃げろ!」


反対側の穴から急いで飛び出ると今度は目の前にあった小川からなにか蠢く緑の黒い藻のようなものが湧き上がってくる!


「上だ!」


慌ててミニブラックの手を取り小高い山を登り、その勢いで山を下り反対側のカエル滑り台の背中に飛び乗り、滑り台を滑降してフェンスを駆け上り公園の向こうに見えた住宅街へと逃げ込んだ、そして大きな桜の木がある長屋の庭へと逃げ込んだ。


「なんなんだよ」


ミニブラック

「腕が引きちぎれる」


「ああ、すまん……!!!」


ミニブラックの肩を見るとそこには赤黒い血?が滴り落ちていた!


「ええええ!!ごめん、すぐ回復薬を」


ミニブラック

「違うわよ、アレが投げたの」


そこには民家の家庭菜園に生えていたミニトマトが例のごとく実を投げつけてきていた、


「それだけじゃないわ、アレ」


指さした方向にはまだ緑色のイガイガの実をつけた栗の木がウネウネと動き出していた、


「アレはやばい!!!逃げるぞ」


草むらをかき分けて砂利道に出ると急に黒く変色桜の花びらがまとわりついてきた、


「くっそ」


慌てて花びらを振り落としていると遠くからなにやら声が聞こえて来た、


わっしょい

わっしょい わっしょい


やっとの思いで花びらを落とした目の前には祭りの法被を着た屈強な男たちが赤い目をして高速でお神輿を担いでツッコんでくるところだった!


「うおおおお!」


そのまま神輿の集団に流されるように狭い道へと運ばれそのままもみくちゃになりながら気づいたときには神社のようなところについていた、


「くっそHPが半分以上減ってるぞ、ミニブラック大丈夫か」


ミニブラック

「最悪な気分」


「それにしてもココはどこかでみたことあるような……」


いろいろ木々がなぎ倒されてまるで台風の後ような状態になっている、

するとミニブラックが急に


ミニブラック

「あそこ」


そこにはあの猫とうつ伏せに倒れてる半透明な女性が……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ