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動き出していた闇 改

梅雨でジメジメしてますね><

ジメジメは苦手で…


崩れ落ちたミリルの前に立つロジィエ 


ミリル

「殺せ…私はどうやってもお前を超えられない…ドワーフの世界も変わらない…私の生きる世界はココにはない…」 


ロジィエ 

「ミリル…あなたのやり方は正しくはなかった…でも ドワーフの世界に新たな可能性を与えたことは事実よ」 


ミリル

「…お前にはわかるまい!私の怒りが!できない奴の苦しみが」


ロジィエ

「ええ まったくわからない…だって私はあなたじゃないもの…あなたもわからないでしょ私の怒りや悲しみを」


ミリル

「…」


ロジィエ

「私は伝説のクリエイトなんかなりたくなかった!みんなと…あなたと一緒に楽しくすごしていければそれでよかったのに…」


ミリル

「今さら…」


ロジィエ

「私も伝えることができなかった…そしてあなたも…」


ミリル

「もう遅い…罪を重ねすぎた!」

 

 ミリルが急に立ち上がり  

 

 まさか…!


アクア

「ロジィエさん!」   

 

 グサッツ! 

 

ナイフが刺さった  

ミリルに…


ロジィエ 

「ミリル!」 

 

ロジィエさんを狙ったと思われるナイフがミリルを貫く、

 

ロジィエ

「なんで!ミリルどうして!」 

 

再び倒れるミリル、

 

ナイフを刺したのは敵の残党シャドーシザー、


シャドーシザー 

「っち!計画とは違うがまあ良い、これで予定通りだ」 

 

「どういうことだ!」

 

俺が叫ぶと 


シャドーシザー 

「直ににわかる…」

 

そういうと残党達は闇へと消えてしまった。  

するとプレイヤー達が急に騒ぎ出す   


戦士のプレイヤー

「おい!トルシテンの町がスヴァルト国に襲われてるってフレから今 *フレチャが」

*フレチャ:フレンド登録しておくと遠く離れていても対話することが可能なシステム


「どういうことだ?」


戦士のプレイヤー

「町の人も、冒険者もみんな火山に行ってて敵にやられたい放題みたいだぞ」


武道のプレイヤー

「配布された武器で戦おうにも急に崩れ出したって」   

 

やられた…この討伐自体が囮…本当は町の制圧が目的なのか!  


ミリル 

「ハアハア そん・・・な・・ バカな…こんな話聞いてない」 

 

瀕死のミリルが事態を聞き無理やり立ち上がろうとしている。 


ロジィエ

「ミリル無理をしてはダメよ」


ミリル  

「私は…ドワーフの国を発展、変革をするためにと…スヴァルト国もその為に力を貸すと…騙したのか」 

 

実際その通りだろうミリルは踊らされていたに過ぎない…ほんとの目的はドワーフ国の侵略だ。

 

アクア

「スヴァルト国…私の国だけでなくドワーフの国まで!」  

 

プレイヤー達、ドワーフのNPC達も急いでもどろうとしているがここから戻っても間に合わないだろう。


ドワーフNPC 

「俺の町が!あんた冒険者だろう町まで一瞬で行ける方法はないのか」


僧侶女性プレイヤー

「なんでこんなことに」


女性ドワーフNPC

「俺の町が!家族が!」


混乱が辺りを支配する中、俺の感覚がまたスレインさんと入れ変わった 

 

スレイン

「静まれ!」

 

スレインさんの声が響く、 

 

スレイン

「これから儂の力で町へ送ってやる!」 

 

 おおおお!

 

プレイヤー、NPCからまさかの一言に喜びの声があがる、


スレイン 

「だが!儂ができることはそこまでじゃ、あとはお主達の手で未来を勝ち取るのじゃ!」 

 

「おう!」

「当たり前だ!」

 

という勝気なプレイヤー、NPCとは対照的に 

 

「スレインはきてくれないのか」

「俺達だけじゃ…」

「武器も無いし…」

 

スレインがこないことに不安視するプレイヤー、NPCも少なからずいるようだ。

 

 ドン!


スレインはハンマーで地面を叩きつける。 


スレイン

「臆するな!菓子だろうが武器であろうが己が積み上げたものに無駄はない!あとはそれを使い困難にいかに立ち向かうか!今までのことを悔やむ時間など無い!今できる全てをぶつけるのじゃ!」 

 

すると一人のドワーフが、


ドワーフNPC

「俺の攻撃力UPのケーキをみんな使ってくれ!!素手だってこれなら攻撃力がかなり上がるはずだ」 

 

他のNPCも続く


「俺の防御UPタルトを」

「回避UPプリンを!」 

 

それぞれの自分のステータスUPの菓子を配り出した、その光景をみたスレインは一振りの剣を発現させる。 


スレイン 

「次元刀 一閃」 

 

スレインは目の前の何も無いところを薙ぎ払うとそこに空間の裂け目が広がり、目の前に敵襲を受ける町が見えた。 


スレイン 

「さあ 行け!己が未来の為に」 

 

その言葉にプレイヤー、NPCが一斉に走り出す、     

そしてミリルもまた体を引きずりながら町へ向かおうとしている。 


ロジィエ 

「ミリルなにをしてるの!」

 

ロジィエさんが止める。

 

ミリル 

「…止めるに…決まってるだろう」


ロジィエ 

「…ごめん」

 

 ゴン!

 

 ロジィエさんがミリルさんの首の辺りを叩き気絶させ、1本の回復薬を振り掛け、もう一本を胸元においた

 

ロジィエ 

「ごめんなさい…また恨まれるからもしれないけど、あなたには生きて欲しいの…」

 

そして 俺達を見て


ロジィエ 

「行きましょう!」

 

俺達は頷き町へと向かう。


ご感想^^評価とかありましたら是非お願いします^^


平行して連載してます^^

異世界に持ち込んだゴミでヒロインが仲間になったり、人類の敵になったり!?

http://ncode.syosetu.com/n2870dd/

こちらも良かったら^^

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