グランドクエスト3(激突7) 改
ブックマーク、評価ありがとうございます><
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左側のゴーレム
こちらはミルミルさん、ウィズさんとプレイヤー達が戦闘を開始した。
こちらもコアを狙いプレイヤー達が攻撃を重ねるが、
火力が足りないのか砂を吹き飛ばせず思うようにコアを見つけられない、
その為、ゴーレムが武器破片を吸収し修復してしまい悪循環が続いている。
プレイヤー
「くっそ!全然コアなんて見えないぞ!」
「HPもどんどん回復しやがる」
「武器はもうないのか!」
プレイヤーたちの焦りが増していく……
ミルミル
「私にもさっきみたいなことができたら…でも」
ミルミルさんが弱気になっていると……
ウィズ
「ミルミルさんはロジィエさんじゃないわ。ミルミルさんはミルミルさんのやり方でやればいいのよ」
ウィズさんがミルミルさんの肩を叩く。
ミルミル
「私のやり方…」
ウィズ
「あなたはあなたの頑張りの上に成り立ってる。だから誰かと同じことはできない…あなたの積み上げたものを出せばいいのよ」
ミルミル
「私の頑張ったこと…そうだ!」
ミルミルさんは自分のリュックを地面に置き、どこに入っていたのかわからないほどの大量の武器を地面にばら撒いた!
ミルミル
「みなさん!無骨な武器ですがこれを使ってください!」
ウィズ
「ミルミルさんのリュックってこんなに武器が入ってたの?」
ウィズさんが驚いている。
ミルミル
「このリュックは魔法製で通常よりいっぱい荷物が入るんです、なので暇なときに武器を取り出して研磨の練習したり、反省や考察をしてるんです」
ウィズ
「そうだったのね」
地面に置かれた武器をプレイヤーやサポートのドワーフが拾っていく。
プレイヤー&サポートNPC
「使わせてもらうぜ、ドワーフのお嬢ちゃん」
「やるだけのことはやってみる」
「お代はツケでよろ~」
「同族としてお主のこと誇りに思う」
ミルミルさんに声を掛けてプレイヤー達が再び魔物へ挑む!
しかし……好転はしなかった、
武器はゴーレムによって壊されていく……
ミルミル
「っく、ごめんなさい妖精さん武器さん私がもっとうまく作れていれば」
ミルミルさんがその様子を見て涙を浮かべる。
プレイヤー
「やっぱり無理なのか…」
「無駄無駄!これムリゲー」
「どうしたら…」
前線はどんどん押し込まれ、
プレイヤー達からも敗戦の色が滲む。
ミルミル
「私のやったことはやっぱり無駄だったの…」
その時!
ウィズ
「ミルミルさん危ない!」
ウィズさんが叫ぶ!
ミルミルさん目がけてゴーレムが拳を振り上げる!
だが…不思議なことに拳は一向に落ちてこない……
ゴーレムが拳を下せずにもがいている!
???
「プッシュクラッシュ!」
誰かがハンマーで敵を吹っ飛ばした
???
「落ち込まないで良くゴーレムを見なさい!」
そこには箱から出たロジィエさんが居た。
ミルミル
「え?あなたは?それにゴーレムに何が」
ミルミルさんがゴーレムを見ると……
ミルミルさんの目には明らかにゴーレムの肩の一部の色が違っていた、
多分の普通のプレイヤーから見てもわからない鍛冶職人だけが見える何かが…
ロジィエ
「あなたの武器は朽ちてまだあなたの役に立とうと頑張ってる!あなたはそれに答える義務がある」
ミルミル
「わたしの武器が…」
涙声のミルミルさん……
武器の意思は額に集まりだしコアを露出させる!
ロジィエ
「さあ、これであれを叩くのよ!これはあなたの仕事」
そこには偽りの名具があった……
ミルミル
「でもこれは…あなたはロジィエさん?」
ロジィエ
「ええ、いろいろとあったけどもう閉じこもるのはやめたの」
ミルミル
「事情はよくわかりませんが…でもこの名具を使ってしまったら壊れてしまいます」
ロジィエ
「いいの、これはこの為に生まれて来たんだと思うの」
ミルミル
「…わかりました!」
ミルミルさんは武器を受け取り走り出す!
ミルミル
「いっけー!」
なんのスキルもないただの振り下ろしだ
不思議なことにその振り下ろした先にまるで合わせるかのようにコアが移動して砕かれる!
ミルミル
「ありがとう…そして安らかに眠って…私はもう大丈夫よ」
朽ちていく剣…して色あせていく砂……
残りは後1体!
ミルミルさん成長の回でした><
別作品のテイマー’Sも今日夕方位にUP予定なので
よかったら見てください^^
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