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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
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151.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥26

「1つ目標を設定し完遂すること」


イワミー

「次!」


アネゴ

「良い、一番大事なことっていうのは」


あゆな

「ふいふい」


それぞれの親がそれぞれの教育をしながら山道を進むというとても不思議な状態、

イワミーさんは帝王学を教えてると意気込み、アネゴはあゆなに自分の経験を伝えながら成長を促すと張り切っている そして……ちょっと開けたところに出て休憩になると


マリー

「ちがう!こうびゅっと!してどーん!」


ダイマオ

「マリー母さん!わからないよ」


マリー

「だから!こうして!どん!」


マリーがダイマオに指導しているんだが…傍から見てもその講義が酷い

なんというか効果音が多すぎて原理がよくわからない上に、

ちょうど良い子供用の武器も無い為、登山用に作った木の杖を代用して振っているのでダイマオさんの剣を受け止める度に折れて体や顔スレスレという恐怖を何度も味わっている


ダイマオ

「怖い―!」


マリー

「あんたが言葉でわからないっていうから、身体に叩き込むしかないでしょ」


ダイマオ

「こんなの無理―!」


一方……


ゲンゾウ

「ふん!」


あゆな

「ぴぃ!」


ゲンゾウさんが小道具を作っている所をあゆなが覗いて何か興味を持ったらしい


ゲンゾウ

「ん?コレは道具に魔力をながしておるんじゃ」


あゆな

「ぴい~~~~~」


あゆなも真似しようとしてるらしいが顔が赤くなるだけでうまくいかない


ゲンゾウ

「それじゃダメだ、力むのではなくてだな……」


傍目頑固爺のゲンゾウさんに怖がらず話すあゆなの子供パワーとめんどう見の良いゲンゾウさんがうまいこと相まっている!


ゲンゾウ

「そうじゃ!なかなか筋がいいな」


あゆな

「ぴゅいぴゅい!」


ゲンゾウ

「ふむ、その魔力を全身に纏うようにしていけば儂の忍術のうち体術とかなら使える様になるかもしれんな、その魔力を道具ではなくて自分に纏って……」


こうして、修行が始まったのだが暫くすると……


ダイマオ

「もうやってられない!」


マリー

「逃がさないわよ!」


ダイマオが耐えきれず逃げようとしているようで必死に暴れ回って、

マリーから逃げようなんて無理だとは思うが……

騒ぎを聞いてみんなが集まってきた。


アネゴ

「なんなの?」


あゆな

「どった?」


「お、あゆなちゃんしゃべれるようになったんだ!偉い」


あゆな

「えへへ」


「ダイマオがマリーさんの修行に耐えれなくて逃げ回ってるんです」


アネゴ

「なるほどね」


あゆな

「にいに大変」


その時だった、急にダイマオの姿が消えた、


「え?!」


マリー

「ちょっと!」


どうやらダイマオが逃げ込んだところの下が地面ではなく草とツタで覆われた所で、

そのまま下に落ちてしまったようだ。


あゆな

「にいに!」


あゆなが見たこともないスピードでダイマオが落ちた所へ飛んでいく


マリー

「っく!蔦が邪魔で奥が見えないし、行けない……焼き払うか」


アネゴ

「やめなさい!中がどうなってるかわからないのよ」


マリー

「でもでも!」


アネゴ

「落ち着いて、取りあえず蔦を慎重に斬りながら捜索しましょう」


大丈夫だと良いんだが……




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