149.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥24
ダイマオ
「さあ!いくぞ」
あゆな
「う~う~う~!」
ダイマオとすっかり仲良しのあゆなはずっとダイマオの肩に乗ってご機嫌に
アネゴの作った水球の中をクルクル回っている。
敵を倒しながら進むうちにダイマオは小学生くらいになっているので簡単な戦闘も出来るようになってきた。
ダイマオ
「あゆな!俺が守ってやるからな」
「子供は元気で良いな~」
ゲンゾウ
「お前の歳でその台詞を言うんじゃない」
「へい」
ゲンゾウ
「また、修行だな」
え!?また小道具ノックは嫌だ!
慌てて話を逸らす
「ファミィさんちなみに今向かってる隠れ家には何かあるんですか?」
ファミィ
「そうですね、色々と城から持ち出したモノもありますし…あと非常用に城に戻る為の魔法陣を書いたスクロールがあったはずです」
「なんと!それを使えばダーニャのとこに行けますね」
ファミィ
「ええ」
???
「へ~そうなんだ」
彼女は突如現れた……フレミィ
「え!何時の間に」
マリー
「おっと面白そうな敵さん発見」
先生
「フレミィ!!!」
フレミィ
「おっと、ここでドンパチやっても良いけど危ないよ?それに今そんな気分じゃないのよね」
ウィズ
「油断したらダメですよ」
フレミィ
「……結果的にあの気に食わない状況を狂わせることができるなら」
先生
「フレミィ覚悟しろ!」
先生の姿がターニャへと変化する、
フレミィ
「待った!大丈夫よ 邪魔しないであげるから」
「どういうこと?」
フレミィ
「むしろ……」
そういうとフレミィは舞い上がり指をパチンと鳴らす
すると所々に銀色の袋の姿をしたモンスターが
アクア
「アレは?」
イワミー
「アレは経験値を多くくれる ボーナスポーチなんでこんな大量に」
フレミィ
「ふふ、それでレベル上げて強くなってね」
ゲンゾウ
「何をしたいのかさっぱりわからん」
フレミィ
「ふふふ、風は気まぐれなのよ…精々私の気持ちを晴らしてね」
「?」
ターニャ
「ターニャ式撃の型 灯空閃!」
ターニャの炎を纏った剣風がフレミィに向かって飛んでいくが、
フレミィ
「ああ、コワイコワイそれじゃあまたね」
その攻撃が届く前に小さな竜巻を発生相殺しさせてそのまま消えてしまった。
「一体どうなってるんだ」
目の前に残されたのは大漁の経験値を含む敵が続く道
フレミィは一体なにがしたいんだ……




