144.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥19
マリー
「なんなの終わったの?」
眠い目を擦りながらマリーが不機嫌そうに出てくる、
そこに見えたのは槍を持った魚人族となればもちろん……
マリー
「何こいつ!女の子を夜襲するとわ!」
ヤバイ熱量の何かの球体を手ににじり寄って行く
「違う、違うから彼らは敵じゃないから!」
マリー
「こんな不細工なのが!敵じゃないわけないでしょう」
ダイマオ
「そうだ!そうだ!」
いつのまにかダイマオも参戦し騒いだところに!
ゴツン!
ゴツン!
イワミー
「落ち着きなさい!」
マリーさんに全力のゲンコツ!
ダイマオには加減してのゲンコツ!
イワミー
「正座」
マリー
「え?」
ダイマオ
「ううう」
イワミー
「正座!」
マリー&ダイマオ
はい!
イワミー
「そもそも!あなた達がね…」
始まりました何時ものお説教タイムが、もうこうなったら止められない…
あまりの勢いに魚人さん達が
魚人A
「あの~私たちが夜襲したのは事実だし」
「もう、ああなったらダメです、下手に行くと巻き込まれますよ」
お説教ぷりを眺めていた魚人族の人が可哀そうな目で見ていた目がダイマオの手を見た瞬間ただでさえデカい目を更に見開いた!
魚人族A
「あ!あれは」
魚人族Q
「ん?どうした」
魚人族A
「あの子供が持っている物は」
魚人族Q
「のおおお!!!」
魚人族の二人が急に慌てふためいてダイマオの所へ駆け寄って行く
ダイマオがビックとして魚人族に怯えているが彼らの目線はその手に持っている卵に釘づけだった。
魚人族A
「ぼっちゃんこの卵をどこで!」
ダイマオ
「え、川で」
「その卵は巨大な黒い岩の所で拾ったのですが、川女王の卵ということはもしかしてあの皆さんを苦しめた奴の卵ですか!?」
魚人族Q
「とんでもない!これは前王女の忘れ形見!」
魚人族A
「みんな!我等の王のご子息はまだ生きながらえておるぞ!」
十数人の魚人族はそれを見てみんな涙を流している。
ファミィ
「これはまた色々と我等と重なる運命を感じますね」
すると兵士長が
???
「なんとお礼を申して良いか、このファイブ感謝してもしきれません」
とりあえずこの人の名前はファイブさんということはわかったが、
ちょっとヌメッとした体で俺を抱きしめるのを止めて欲しいと思うのですが…
魚人族Q
「しかし!いけませんかなり弱体化しています」
このシーンどっかで見たな……
何かが走馬灯の様に蘇る。
もしかして!




