142.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥17
ゲンゾウ
「何かが来る」
「ゲンゾウさんどうしたんですか?」
全員寝ようとしていたなか、ゲンゾウさんが何かを感じ武器を取った
ゲンゾウ
「儂の危険感知に敵が複数」
「みんな!武器を」
それぞれが武器を持ち緊張するなか
「ぐお~ぐお~」
イビキをたてて寝る御仁が……
イワミー
「あんたわ!!」
ダイマオを抱いて豪快に寝ているマリー…
イワミー
「起きなさい!」
マリー
「嫌よ~深夜まで起きているとお肌に悪いのよ、子供も夜更かしはよくない」
イワミー
「敵が来てるのよ」
マリー
「ああ、ならあたしはこの子守ってるから、私なら問題ないから」
ガラガラガラ
ゲンゾウ
「むむ、儂が仕掛けておいた小道具が反応しよった」
時代劇に出て来そうな乾いた木と木がぶつかる音が鳴り響く、
「イワミーさん時間がありません、ここは俺達だけで」
マリーさんとダイマオを除く全員が外に出て辺りを見回す、
兵士達も音を聞いて集まってくる。
「ゲンゾウさんどっちですか」
ゲンゾウ
「あっちじゃ」
ゲンゾウさんが指さした方は外では無くて洞窟の奥の方だった、
兵士
「あちらは行き止まりだったはずでは」
ゲンゾウ
「じゃが反応は間違いない」
ウィズ
「水で奥にはいけなかったけど、実は繋がっていたという落ちですか」
ピタピタ
なにかがこちらに近づいて来る……
ヨッジー
「さて何が来たのか」
ピタ
歩く音が止まった……
そして
ゲンゾウ
「来るぞ!」
何かがすごい勢いで迫ってくる!
マリーさんが設置したド派手な照明魔法が彼らを映し出す、
それは全身黒く顔は完全に魚!
槍を片手に迫ってくる!!




