141.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥16
暗闇の洞窟に兵士達が光魔法と思われる光の球体を設置していく、
照らされた洞窟内は特に目立った生物、植物は無くTHEゲームの洞窟という感じの内装だった。入口から奥に行くほど狭くなっており一番奥は水に浸かっており先には進めない感じだったので、入り口の少し入った所にコテージのような立派なモノは使えないので簡易的なテントを建ててなんとか寝床を確保する。
マリー
「なんかもっと派手に行こうよ」
そういうとマリー手から色とりどりの照明が放たれる、
確かに綺麗は綺麗なのだが…なんかパチンコ屋さんみたいで目が疲れる。
ゲンゾウ
「すまぬが、目がつかれる」
マリー
「え~」
ダイマオ
「え~」
その後、交渉によりなんとか光を抑えてくれたものの派手さは変わらない、
さらに……
マリー
「こんな豆ばっかり嫌よ!」
この問題児は兵士さんたちが折角わけてくれた食料にケチをつけはじめ……
ダイマオ
「いやー!」
イワミー
「贅沢言うんじゃありません」
マリー
「私がトビキリのをとって来るわ!」
数分後
ずどん!
どこから獲って来たわからない巨大な魚が目の前に現れた!
アクア
「これまたすごいですね」
ダイマオ
「わ~い!」
ヨッジー
「これは凄いな、名前もアクアカイザーってかっこいいな」
アネゴ
「イイナナマエ」
アネゴ戻ってきて……
魚を切ってみるとそれは肉と見間違えるかのような油ギッシュな身で、
確かに美味しそうではあるのだが胃にもたれそうな感じだ、
ダイマオ
「わ~い!これ食べる!」
イワミー
「あなたはダメです!あんな得体の知れないモノを子供には毒です!」
ダイマオ
「え~いやだいやだ!」
ダイマオが駄々をこねはじめると…
プチ!
イワミー
「あなた王様よね……」
ダイマオ
「王様じゃないもん」
イワミー
「いずれそうなるんでしょ、まあ そうじゃないとしてもその我儘っぷり目にあまる!
良いですかそもそも!」
説教タイムスタート!
俺達はとりあえず野営の準備に逃げたがお説教は永延続き、途中から逃げたマリーも捕まって更にヒートアップした。
近寄ったらやられる!!そんな殺気がすごい…
その後、魚を兵士達と解体して夕飯に追加したが味としては鰻っぽいのだがそこに大量のラードを練り込んだ感じで正直あまり量は食べれる代物ではなかった為、大漁に余ってしまい勿体ないので干物状する為に魚の骨を物干し代わりに干すことにした。しかしこっそりダイマオがそれを食べてしまい案の定お腹を壊し、嘔吐とするという事件が起こり
怒りながらそれでも世話をするイワミーさんとオロオロしているマリーさんということがありみんな疲れてしまい早々に寝る事にしたのだが……
洞窟の奥から
ピタ ピタ ピタ
何かが……




