136.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥11
前女王
「とりあえず、この場はいつダーニャ達が来るかわかりませんから離れないと」
ゲンゾウ
「もっともじゃな」
「とはいえどこへ行ったものか？」
女性家臣
「町や街道は危険ですし、またダーニャ様が出てこられたら私たちは…」
前女王
「そうですね…わかりました、ではあちらにいきましょう」
そういって前女王が指さしたのは山の向こうに聳える更に高い山！！！！
「あそこ！？」
前女王
「幼少期にあそこによく城を抜け出して遊びに行った記憶があります、秘密基地なんか作って冒険したものです」
この前女王結構なやんちゃだったんだな……
ウィズ
「あんなとこまで幼少期によくいけましたね」
前女王
「飛べましたもの」
「なるほど」
ヨッジー
「じゃ！うちらも飛んで」
前女王
「ダメです」
「え？」
前女王
「飛んで行ったら、あの天空にある城からすぐ発見されてしまいます」
「ということは」
前女王
「歩きです」
ウィズ
「え？」
前女王
「登山です！」
「ええええ！！」
ゲンゾウ
「まあ、しょうがない、ワシは嫌いじゃない」
前女王
「道中敵と戦えばレベルもあがりますし一石二鳥です」
そういってVサインするおばあさん……
「まあ、しょうがないか、それじゃココに居ても危ないし行きましょ」
そういって各自が急いで荷造りするなか
微動だにしてない2人いや一人と一匹が……
「アクアさん！アネゴいきますよ」
そう声を掛けると急いで駆け寄りにじり寄ってきて
アクア
「私の名前！ちゃんと考えつけられてますよね！水とか言われましたけど！」
「大丈夫！大丈夫ですってアクアっていう名前の人は俺の世界の文献（主に漫画だけど…）結構いますし！綺麗なイメージですよ」
アクア
「ですよね（ホっ）」
アネゴ
「私の名前も変じゃないでしょ！ちゃんとアクアみたいに綺麗な名前よね！」
「……」
アネゴ
「……」
「大丈夫！さあ行きましょう」
アネゴ
「ちょっと待ちなさい！！！」
「さあ！出発の準備」
アネゴ
「変なの！？ねえ！」
ダッシュして逃げる！
アネゴ
「ヨッジー！大丈夫よね」
ヨッジー
「……馬出した方がいいかな」
アネゴ
「ウィズ！」
ウィズ
「あ！そうだ回復アイテムの整理を」
アネゴ
「ゲンゾウ！はっ居ない！もう～～～～～～」
