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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
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132.忘却の姫 ミキシングミッション 籠の鳥7

家臣

「王よ!」


家臣たちが慌ててダーニャに近づこうとするが


ダーニャ

「近寄るな!このご機嫌取りが!ロワブロンシュ」


ロワブロンシュっていうのは確か王族がその一族に使える絶対服従のスキル、

これでは家臣たちは何も出来ない。


ダーニャ

「アイツが王じゃなくなったら手のひら返ししやがって!うざいんだよ」


肩についた砲身のような所から光弾を家臣に向けて放ちまくり、

家臣たちはまるで踊るかのこの如くワタワタしている。


ダーニャ

「あはははは、良い踊りじゃないか」


「あんなダーニャはじめてみたぞ」


アクア

「きっとフレミィさんが何かしたんです!」


ビック!


すると地面に埋まっていた一振りの剣が動いた……


先生

「そうだ……あの子があんなことを言うわけがない」


やがて刀身は炎を纏いて人型へと変化していく


ターニャ

「お前が…お前のせいだ!!!!!」


フレミィに向けてものすごい勢いで突撃をかましていく

赤色をした雷の如く、そしてそれはフレミィを貫いたかに見えたが、


フレミィ

「あらら、相変わらず猪突猛進ね」


ターニャ

「ダーニャを戻せ!」


フレミィ

「だから言ってるじゃない、あれは洗脳のタグじゃないって」


ターニャ

「あんなのはダーニャじゃない」


フレミィ

「まあ、確かに見た目は変わってるけど、アレはアレであの子の本心よ、私はあの子の本心を引き出してあげただけ」


ターニャ

「ウソをいうな!」


フレミィ

「うそじゃないわよ、なんならあの人に誓っても良いわよ?」


ターニャ

「誰が騙されるか!」


フレミィ

「はあ?ちょっとママゴトでお母さんしてただけでしょ?」


そういうとすっとダーニャの方に近づく


ターニャ

「ダーニャに近づくな!」


剣風で遮ろうとするが…


ダーニャ

「邪魔」


ダーニャによって弾かれてしまう、


フレミィ

「良い子ね、私があなたの心の闇を解放してあげる、そして私も使命を果たすためにはあなたが必要なのよ……WINWINの関係よね」


ダーニャ

「ふん、まあ付き合ってやる」


ターニャ

「ダーニャそいつに騙されちゃだめ!」


ダーニャ

「はあ?ほんとの母親でも無いくせにオレに命令しないで!このクズ刀が」


ターニャ

「ク クズ刀」


ダーニャ

「消えろよ!」


ダーニャからの一撃をモロに喰らい、そしてトドメの言葉の一撃を

言われた瞬間炎は消えて刀に戻ってしまい、

また地面に……


ゲンゾウ

「ダインよ、あの子は虐待や愛情を注がれてなかったのか?」


「そんな事は無かったと思いますけど」


ゲンゾウ

「それなのに親をクズ……」


「え?ゲンゾウさん」


ゲンゾウ

「義母とは言え……母に向かってクズ呼ばわり……そして親に手をあげる消えろと…リリー最大付与を」


クリス

「はい?怒ってる」


絵画のクリスに向かってボソッと話すと、いつのまにか流調に話すようになったクリスが反応する。


フレミィ

「滑稽だね、あの最強と謳われたターニャが言葉一つでこの様とは」


ダーニャ

「これだからあのクズは」


高笑いするダーニャの横に音しれず一人の憤怒の男が手を大きく広げて


ゲンゾウ

「虐げられていたならいざ知らず……しっかり育ててくれたもの……それなのにガキが親をクズ呼ばわりし、消えろなどという言葉を吐きおってユルサン!!!!!!」


何かの小道具を使ったのかは定かではないが、

そのビンタから怒りという思いが込められ一撃はダーニャの頬を引っぱたく!


ダーニャ

「痛い…ううう!バカーーーーー!」


そう言ってどこかに飛んで行ってしまった、


フレミィ

「待って!」


フレミィもソレを追って行ってしまった。






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