124.忘却の姫~ミキシングミッション 雫の涙18
敵は……YUTAKAさんとホーリードラゴンに分離してその場に倒れた、
やっと解放されたと言わんばかりに安堵の表情だ。
「時間か」
憑依が解けて先生と分離する。
「これでよかったんでしょうか」
先生
「これ以外方法はなかった」
ヨッジー
「おーい!敵が消えたってことはやったのか」
「ああ、なんとか間に合った」
ウィズ
「YUTAKAさん……」
アクア
「……」
「これで終わったのか?」
ジョニー
「そう願いたいとこだが」
そういって上を見上げるジョニーさん、そして現れたのはアイツだった。
「パフィル!」
パフィル
「あら?まさか倒されるだなんて……」
先生
「お前の仕業か!」
パフィル
「ふふふ?何を言ってるの」
ジョニー
「死者を冒涜するなど!そんなやり方今まで無かっただろうが!」
今までみたことないジョニーさんの恐ろしいほどの威圧がパフィルに放たれる。
パフィル
「死者?あはははは何をいってるの?あなたもわかってるでしょココは遊びの場よ?コマが倒れただけ」
ジョニー
「それ以上の失言は許さん!」
パフィル
「あら怖い、そんなに悲しいなら元に戻してあげるわね」
そういってピンク色に光る球を掲げるとYUTAKAさんとホーリードラゴンが
空中へと浮遊し始めた。
先生
「また、死者を操る気か!」
パフィル
「アンデットって便利よね?」
アクア
「あなたに!アンデットの辛さが……あの苦悩の日々が」
パフィル
「そんなこと知らないわ?」
ジョニー
「ターニャ……後は頼むぞ」
そういうとジョニーさんがYUTAKAさんたちの方へと歩き出す、
ジョニー
「リミット解放!我が使命を果たすは今!スピリット展開!」
ジョニーさんの周りに雷のようなモノが集まり巨大化していく、
それはまるで雷で出来た巨人の像が動いてるかの如く、
ジョニー
「うおおおおお!」
YUTAKAさんとホーリードラゴンを奪い去ると、
まるで二人を包み込むかのように光が包み込んで行く。
パフィル
「一体何が起こってるのよ」
ヨッジー
「お前の相手は俺達だ!ホースピリ」
馬に跨り跳躍してそのまま突撃をするヨッジーだがパフィルに攻撃がとどく寸でで
なにか青緑の膜が見え、そこに吸い込まれまるでワープしたかのようにパフィルの後方へ擦り抜けてしまう。
パフィル
「ウザイわね、今あなたに構って暇などないの!」
するとやがて光からドサッという音と共にジョニーさんが地面に落ちた。
「ジョニーさん!」
パフィル
「ああ!もう頭にきたブラックアイス展開!」
ジョニーさんに近づきたいがパフィルが黒い氷の様なモノを全方位に放ち近づくことができない。
ゲンゾウ
「参ったの~これでは」
パフィル
「貴方達は何も出来ずこのまま氷の餌食よ」
???
「嬢ちゃんあんたの相手は俺だ」
ジョニーさんが放った光が収束していくそしてそこに現れたのは、
黒いスーツに所々に白い龍の刺繍、ドラゴンの鎧のパーツが所々に散りばめられた
YUTAKAさん?
「YUTAKAさん?」
???
「ちょっとチガウな、俺の名前はD:YUTAKAだぞ!」




