117.忘却の姫~ミキシングミッション 雫の涙11
???
「ふふふ、足掻いてるね~」
パフィル
「ええ、どうせ決められた事実なのに」
???
「おいおい、それを言っては可哀そうだよ」
パフィル
「すみません、つい前までの自分と重ねてしまって」
???
「まあ、気持ちはわかるが君そう思うのかい?ねえバルバロイ君?」
バルバロイ
「……」
???
「まあ良い…存分にあの子たちには僕のゲームで楽しんでもらおう、クソ会社に遊ばれた僕のシステムを活かせるのは僕だけ、さあ最高のシナリオを楽しみたまえ!そして僕の望むエンディングへと……」
イワミー
「良い事、これからあのバグターゲットを前面バクアップなさい」
社員
「え?バグターゲットはデリート対象でいろいろと邪魔をしろと」
イワミー
「状況が変わったのよ!」
社員
「はい」
イワミー
「これから彼らから運営宛に状況調査等のメールが来るからそれを最優先でしらべなさい」
社員
「はい」
イワミー
「それとアイツが絡んでるのでなにが起こるかわからないわ、ユーザーの身体への負担等を随時チェックしなさい」
社員
「あの人が関わってるんですか!?」
イワミー
「ええ、やっかいよ」
社員
「それは……」
イワミー
「毒を持って毒を制す形でいくわよ」
社員
「毒ですか」
イワミー
「あと、最悪を想定してGMのNPCを戦闘状態で待機させなさい」
社員
「それで止められますかね」
イワミー
「やれるだけGMNPCを最大強化、及びあいつの影響をうけない手段と前ゲームのソースを分析しておきなさい」
社員
「わかりました、あと秘書課の者から伝言が」
イワミー
「なに?」
社員
「政府機関から先日から連絡ありました、サーバーへの不正アクセスについて監査があると」
イワミー
「この忙しいときに」
社員
「なので打ち合わせを」
イワミー
「わかったはコレが終わったらすぐに話をすすめるわ」
社員
「そんなにすんなり終わりますかね」
イワミー
「終わらすのよ!早急に」
社員
「はい」
あの忌々しいヤツの干渉をこれ以上は許さないんだから!
社員
「また徹夜か;;」
イワミー
「何か言った?」
社員
「いえ!すぐ作業にあたります!」




