100.忘却の姫~ミキシングミッション 夏だ!水着だ!モンスターだ!~14
ジャムさん
「うむ、食べれば時間は限定されるが一時だけスキルの1つを飛躍的に強化できる」
「それは任意で選択可能なんですか?」
ジャムさん
「ああ、もちろんだ」
アネゴ
「それなら」
先生
「うむ、可能性は上がる」
ヨッジー
「それってのは簡単につくれるのか?」
ジャムさん
「作ること自体は私の腕を持ってすれば問題ないが材料の1つが」
ウィズ
「どうやら雲行きが怪しくなってきましたね」
ゲンゾウ
「まあ、ダインが絡むといつものことじゃ」
「その言い方、悪意ありますよね?」
ゲンゾウ
「間違ってないじゃろ?」
ダイン
「否定できない…」
ジョニー
「それで問題の材料というのは?」
ジャムさん
「伝説のヤシの木の雫を手に入れねばならん」
ヨッジー
「10年に一度しかとれないとかそんな激ムズ条件とか?」
ジャムさん
「そういうわけではないが、森の奥にある上にその雫を飲めば神秘の力が手に入るというデマにより乱獲されて数が少なくなってしまったんだ」
「デマなんですか?」
ジャムさん
「ああ、ちゃんと加工せずに飲んでもタダの水だ」
先生
「迷惑な話だ」
ジャムさん
「まあ、今でも狙ってる奴はいるとは聞いているが」
「そうなると見つけるのは困難ですかね」
ジャムさん
「こんなんではあるが、あの島にはうちの支店があるから詳しく調べるように今から連絡する、君たちは急いで現地へ向かって欲しいのだが…」
「他に何か?」
ジャムさん
「うむ、あのモンスターのせいで島へ渡る手段が無くてな…うちの船をまわしたいところなのだが今は余裕がなくて」
ウィズ
「参りましたね」
イワミー
「……」
???
「それなら私が運ぶわ」
入口から一人の女性が入って来た、
ジャムさん
「お前は…YUKITO」
ジャムさんの部下達が一斉に武器を構える、
YUKITO
「貴方達と手を組みに来たわけないわ、このまま好き勝手やられるのが気に食わないだけよ」
手下
「お前のことなど信じられるか!!」
「やっちまおうぜ!」
YUKITOさんは色々背負って悪に徹していることを知ってる俺としてはまったく問題ないことだと、だからここで揉めてる場合じゃない!
「静かにしてくれ!俺はYUKITOさんと手を組む、余所者の俺が組むだココには迷惑をかけない!」
手下
「でも…」
ジャムさん
「わかった」
手下
「え?」
ジャムさん
「俺がわかったといっているんだ!文句あるのか」
すごい威圧感を放つと部下達は黙ってしまった、
ジャムさん
「好きにすると良いが、問題がある…」
「え?」
ジャムさん
「その支店の担当はワインだ」
ワイン…元YUKITOさんの部下で捨て駒の様にされたあの人か…




