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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
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93.忘却の姫~ミキシングミッション 夏だ!水着だ!モンスターだ!~7

現れたモンスターから黒い球体の様なモノが広がって行く、


「あれは何だ?範囲攻撃?その割には遅いような」


ヨッジー

「もしかしたらだが、あれは範囲バトルフィールド」


「範囲バトルフィールド?」


ステイン

「前作のシステムだ、ボス級の敵が現れた時に戦う意思のあるものはあのバトルフィールドに入る、意思の無いモノはあれから離れると言うモノだ」


プレイヤー

「上等だ!キルの野郎のせいで盛り下がった腹いせに蹴散らしやる」

「元から俺の狙いはアイツだったから、むしろやっと祭りの時間だぜ」


そういう言いながら一部の戦闘重視のプレイヤー達はバトルフィールドに入って行く、


アネゴ

「私たちも行かないとね」


アクア

「何か事情があるんだとおもいます」


「うん」


ヨッジー

「救出にいくぞ」


先生

「……」


ジャムさん

「俺達も行くぞ!」


おおおお!店員だったNPCが一斉にエプロンなどを投げ捨て戦闘準備に入る、


ジャムさん

「準備が出来たモノは俺等第一陣!残りは2陣の増援と合流してこい!」


黒く展開されていく禍々しいフィールドに向けて雪崩れ込んで行く、

俺達もそれと呼応を合わせるようにフィールドの中に入ると、そこには瀕死のプレイヤー達が…


ゲンゾウ

「これは酷い…」


まだ戦いが始まって間もないのに、これだけの人数を瀕死状態に出来るんだろうか…


ジョニー

「あぶない!各自防御を」


次の瞬間 白いブレスが俺達に迫って来た!


「プロテクトフィールド!」


アネゴ

「ガードコマンド!」


ジャムさん

「ハーードブレッド!!!」


各自が防御スキルを展開!


「くっそ!なんて凄まじい」


しばらくしてなんとか耐えきったが、その威力は凄まじい上に広範囲の攻撃!


ジョニー

「まだだ!」


「え?」


突如頭上から砲弾のアラシが降り注ぐ!


ヨッジー

「マジか!」


「間に合わない!」


ジョニー

「ここは私が!ウォールオブウォール!」


頭上に大きな壁が出てきて俺達を覆ってくれたおかげで直撃は免れたが、

大きな壁がボロボロになっていることから凄まじい威力だということが伺える。


アクア

「二段構えの攻撃ですか」


ステイン

「他のプレイヤーとしたくともこれじゃあ会話もままならない」


攻撃は止むことなく繰り返してくる。


アネゴ

「このままでは不利ね」


するとステインさんのギルドの戦士風の男が、


戦士風の男

「ステイン俺が時間を稼ぐからお前は全員と連携指示を出せ」


ステイン

「頼む!」


戦士風の男

「おっしゃ!マイミュージック鋼の魂」


すると勇ましい音が鳴り響き、戦士風の男が2倍くらいの大きさに巨大化、

そしてスキルを発動させた。


戦士風の男

「オールナッシングシールド!」


すると巨大な盾が出現して全ての攻撃がその盾に引きつけられる。


戦士風の男

「急げ!あんまりもたん」


ステイン

「OK!みんな聞いてくれ遠距離で一方的にやられるだけだ!今のうち距離を詰めて接近戦に!」


プレイヤー達も回復魔法等で持ち直し、ステインさんに呼応して接近戦に持ち込もうと前進を始める。


ジャムさん

「う~む、全軍止まれ!」


「どうしたんですか?」


ジャムさん

「いや、YUTAKAならこういう時にこんな単純な攻撃はしてこない……」


「というと」


ジャムさん

「嫌な予感がする」


「え!?みんなとまって!」


アクア

「?」


ゲンゾウ

「どした?」


ウィズ

「?」


「ステインさん!前進を止めた方が!」


大声でステインさんに呼びかけるが、中々気づかないので何回か呼びかけてようやくこちらを見てくれたがその瞬間!


ステイン

「え?」


次の瞬間ステインさんを含めてプレイヤーが消えた…

正確には落とされたのだ見えない落とし穴に……


ジャムさん

「やはりそう来たか!」


「ステインさん!!!」


ほとんどプレイヤーリタイヤし、残ってるのは俺達とジャムさんそして先ほど攻撃を引きつけた戦士さんだけ……マジカ!!!!




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