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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
320/718

お正月特別

これはウォータリアにはいる前、

お正月にイベントが海底都市エリアで行われた時の話


アクア

「懐かしいですね」


「そうですね、あそこにジャムさんたちが」


そこには前回お世話になったジャムさんが町の入り口の港に居た。


「おひさしぶりです」


ジャム

「おお!お前たちか久しぶりだな」


「ジャムさんもお変わりなく」


ジャム

「いやいや、ボスが居なくなったおかげでワシがボスの真似事をさせらておってな」


話を聞くところジャムさんはあれから実質的なボス代行をしているらしい。


ジャム

「お前さんも仲間が増えたようだな」


「ええ、一度会ったことあると思いますけどこちらがヨッジー」


ヨッジー

「お久しぶりです」


「ウィズさん」


ウィズ

「おひさしぶりです」


「アクアさん」


アクア

「その節はお世話になりました」


「新しく仲間になったゲンゾウさんです」


ジャム

「ほうほう、ワシと同じくらいのトシだな宜しく頼む」


そういって手を差し出す。


ゲンゾウ

「ふむ、宜しく頼む」


ジャム

「イイ手だな」


ゲンゾウ

「職人の手だな」


ジャム

「ワシはパン職人じゃ」


ゲンゾウ

「ふむ、ワシは民芸職人じゃ」


そこからしばし談笑が続いた。


ジャム

「おぬし達もファーストフェティバルに来たのか?」


「ええ、おもしろそうな事があると聞いて」


ジャム

「ああ、この漁師町に伝わるその年の最初の祭じゃ」


ヨッジー

「ほうほう、漁師の祭りですか!なんか粗々しそうで楽しそうですね」


ジャム

「まあ、そうだなこの季節になると12年周期でモンスターが回遊してくるからそれを刈るという祭りだ」


「ほ~モンスター」


ジャム

「今年は海猪だな」


ウィズ

「海のイノシシ?」


ジャム

「ああ、あいつらはものすごい勢いで突撃してくるからな」


ゲンゾウ

「猪突猛進か」


ジャム

「毎回そのモンスターを誰が一番に刈れるかという祭りがあるんじゃ」


ヨッジー

「ランキング形式だな」


ジャム

「どうだ、我らもそろそろ出るから一緒に」


「お!いいんですか」


ヨッジー

「ほかのプレイヤーも港で船探しが大変だとか言ってたからこれはラッキーだな」


ゲンゾウ

「まさに渡りに船じゃな」


ジャム

「よし!それじゃあ行くぞ、野郎どもアクアキャリバーを出せ」


はい!


部下たちが発進の準備に取り掛かる


ジャム

「せっかくだYUTAKAエリアで刈るか」


「YUTAKAエリア?」


ジャム

「ああ、あの事件のあとYUTAKAが沈んでいったエリアをみんなそう呼んでいる」


「そうなんですね・・・・・」


ジャム

「おいおい、そんな顔するなアイツに喜ばないぞ」


「そうですね」


そこからは楽しく海の刈りを楽しんだ、

ランキングには全然入らなかったがその日の夜は捕った海猪でBBQが開かれた、


ジャム

「それじゃ!今日は祭りと再会を祝して乾杯だ!」


おおおおお!


「すみません、俺達まで入れてもらって」


ジャム

「何気にするなそれにあいつも喜ぶ」


そういって目にした先には海に向かっておかれた一つのシャンパングラスが、


「YUTAKAさんおれたちは元気でやってますよ」


ジャム

「ファーストフェスティバルは、新年を迎えれた奴は迎えられなかった生きたかった分を背負うという意味も昔はあったらしい」


「そうなんですね」


ジャム

「おれたちはアイツの分も恥じない生き方をしないといけないな」


「はい」


いろいろ考えさせられる新年になった・・・・・・・




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