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仲間になったアンデッドを生き返らせたら姫騎士だった!?  作者: 鳳凰院いちご
本章1 ウォータリア編
278/714

ウォターリア9

ヨッジー

「しかし、こいつ軽いな~腕も細いしほんとにさっきの執行人がこいつなのか」


「ああ、まちがいないとおもうが」


アクア

「とりあえず宿へ行って休ませましょう」


アネゴ

「そうね……」


ウィズ

「何か心配事でも?」


アネゴ

「いやね、何か人を避けてるみたいだったから」


ゲンゾウ

「うむ、コヤツ死にたがってたように見える」


アクア

「なおの事一人にはしておけません」


ゲンゾウ

「うむ……」


やがて町の入口まで来ると……


門番

「うん?旅の者か……その背負ってる奴は何だ」


「いえ、先ほど森の中であったかたで」


門番

「森の中?野良じゃないだろうな……その籠手は!失礼しました!どうぞお入りください」


「?」


ゲンゾウ

「ふむ、何か怯えているような感じじゃったが」


ウィズ

「そうですね」


しかし、不思議なことはそれだけではなかった。


宿屋NPC

「いらっしゃいませ、宿泊料は一人120Gだ今人が多いから狭い部屋になるが我慢しろよ」


ヨッジー

「感じ悪いな、コイツ」


宿屋NPC

「うっさいな、えっと何人だ1…2…!おいその背負ってる人は……すみません!お部屋は一番広いお部屋と宿代はサービスさせて頂きます!」


やはりこのNPCも背負っていた男の籠手を見た瞬間態度が急変した。


アネゴ

「何かありそうね」


先生

「……」


部屋に入り男を寝かせた。


ヨッジー

「こいつ一体何者なんだ?」


「ステータスを見る限り戦闘中は状態表示に執行人という付与があったけど」


ゲンゾウ

「法律・命令・処分を行う者か」


ヨッジー

「へ~じゃあその職業の人って可能性が高いのかな」


アネゴ

「たぶんね」


ヨッジー

「ふむ、じゃあ偉い奴なのかな?正義の味方みたいなやつだろう」


先生

「ふむ……まあ形的に言えばそうだろうが」


「何かみんな怯えていましたね?」


アクア

「ですね」


ウィズ

「さっきの人も何か様子がおかしかったですし」


「ふむ、ちょっと見てきますね」


ヨッジー

「聞きに行くのか?」


「いや、ちょっと体頼むぞ」


俺はスキル幽体離脱をアクティブにする。

幽体離脱;体から視点を外し一部の建物等を除き自由に動き回ることが可能だが他人に話したり、物を持つことはできない。


俺はそのまま先ほど宿屋の店主が居た場所へと移動すると……



NPC

「あなた、あの人って」


宿屋NPC

「ああ、執行人だ」


NPC

「そうなのね……怖いわ」


宿屋NPC

「大丈夫だ、俺達は何も悪いことはしてない」


NPC

「そうね……でも心無い人殺し集団でしょ?」


宿屋NPC

「滅多な事を言うもんじゃない、今ここらは物騒だから丁度いいじゃないか」


NPC

「そうだけど」


宿屋NPC

「ほら、お前は奥に行ってなさい」


そう言ってそこで会話は終わってしまい、宿屋の主人は緊張した面持ちで仕事を再開し始めた。

これ以上ココに居ても進展はなさそうだったので俺は一度部屋に戻った。



「ふ~ただいま」


ヨッジー

「ただいまじゃねえよ!そのスキル使う時は前もって言え!怖いだろう」


ゲンゾウ

「うむ、何が起こったかとおもったわい」


アクア

「慣れました」


先生

「うむ」


アネゴ

「平常運転ね」


ウィズ

「これに慣れるのはちょっと……」


ヨッジー

「そんで何か聞けたか?」


「うん~聞けたことは聞けたがやはり怯えてるね」


ヨッジー

「そうか……理由はわかったのか?」


「それが心無い殺人集団だとか」


アクア

「心無い殺人集団?」


すると背後から


???

「そうだ……俺達は心無い殺人集団、その認識で間違いない」



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