ウォータリア6
吉井
「昨日はお疲れ~」
「おつかれ」
吉井
「いや~先生の特訓前よりハードになってないか」
「だな~」
吉井
「まあ、新MAPは敵も強いようだしレベル上げしとくのは良いんだがな~」
「今度の新MAPは敵強めなのか」
吉井
「ああ、情報によると中心部のお城への道が封鎖されてるからそこまでのエリア情報だが、封鎖されてる村の付近では今までにない魔族タイプが出てくるらしいぞ」
「ほ~そうなのか」
吉井
「なんでも魔族タイプは物理系があまり効かないらしくて戦士系が苦戦してるらしいぜ」
ふむ、ゴーストタイプに近いのかな?
ちなみに今までの出てきたタイプの主要なモノは
獣タイプ:比較的に弱点も無いが、特質だって強い耐性もない
植物タイプ:魔法に対して強い傾向があるが、打撃に系弱い
アンデットタイプ:魔法に弱く、打撃系に強い
物質系:魔法に弱く、打撃に強い
人型タイプ:打撃に弱く、魔法に強い
*なお上記はあくまで傾向であって絶対というわけではない。
「難易度高いな」
吉井
「まあ、悪い話ばかりではないぜ」
「ほう」
吉井
「その村でマイミュージックを強化しくれるクエがあるらしいぜ」
「ほうほう」
吉井
「なんでもその村には光族という妖精が現れてクエが受けられるらしいぜ…まあ、ちょっと問題があるんだが」
「問題?」
吉井
「その妖精とのかけ橋なっているのが…あの新ヒロインらしい」
「マジカ」
あの先生に似たマリーとかいうのだっけか……
あんなの先生と合わせたら一触即発だな。
「暫くそっちは先送りだな」
吉井
「まあ、うまいことやるしかないな」
「だな」
吉井
「とりあえず村の事は先送りするとしてだ、先生を刺激しないように楽しく探索出来るよう先生を上手くコントロールしてくれよ」
「そうだな」
しかし……
先生
「キビキビ歩かんか!」
人生上手い事行けるほど甘くは無い方が多いようで……
先生
「こっちで合ってるのか!盗賊のアジトは」
「村人の話だとこっちの方だと」
村から大きく外れた森の奥地へと進んで行く。
「あ!ウィズさんそっち罠があるみたいです」
ウィズ
「そうなんですね!あぶないあぶない、しかしスピリットテラーって便利ですね~全職カバーできちゃうんじゃないですかね」
「まあ、そうなんですけど……あれこれ出来てもその内容がわかってないので活かしきれないんですよ」
ゲンゾウ
「まあの~何でも出来るは良いがその道を極めたモノには勝てないということじゃの」
そういってゲンゾウさんは懐からブリキの車を出すと
ゲンゾウ
「それ!」
するとブリキの玩具が辺りを走り回り次々に罠を発動させていく。
アイテム名 囮車
効果:MAP上の罠に対して移動し発動させることによって無効かする、
罠に捕らわれる、もしくは消失するまで走り続ける。
「ほ~新作ですか」
ゲンゾウ
「うむ、日々鍛錬じゃ……安心しろまた鍛えてやるから」
「はい……」
アクア
「私も鍛錬して皆さんに美味しいご飯を!」
「あ!それはぼちぼちに……」
アクア
「?」
アネゴ
「あはは……」
ゲンゾウ
「静かに……何かおるぞ」
「!?」
そこには母親と子供と見られるNPC……
ネームには子供には悪人、母親には罪人と書かれていた。
NPC
「来るな!」
親が小刀を片手に構えている。
ヨッジー
「これは野良の様だが……」
アネゴ
「戦いたくないわね」
先生
「あまいの~」
「ここは見なかったことにして立ち去……!」
バシン!
俺が立ち去ろうした瞬間すごい勢いの衝撃波が野良の親子に襲い掛かった!