グランドクエスト7-2
~とあるオフィス~
女上司
「お願いだからこれ以上はデータをいじらないで」
妹
「何言ってるのよ、まだこれからでしょ~それよりNEWヒロインの件はどうなったの?」
女上司
「勘弁して頂戴、前回のデータをそのまま使うのは無理よ」
妹
「ええ~ターニャをヒロインにしたいのに」
女上司
「版権の問題とかあなたもわかるでしょ」
妹
「ふ~ん、じゃあターニャ風なら良いわけね」
女上司
「そういうことじゃないの」
妹
「大丈夫、大丈夫任せて前ヒロインはもう使えないんでしょ?」
女上司
「もう止めて!これ以上のクレームは処理しきれないわ!それにゲーム自体も各部署から支障が出てると報告が…」
妹
「はいはい」
彼女は姉の言うことを聞き流し、あるデータの改造を始めていた…
~ゲーム内~
ヨッジー
「こりゃ~もうどうしようもないよな」
俺達は成す術もなくベンチに座り込んでいる。
ウィズ
「まだ何かあるかもしれません」
ワイルド
「そう行ってもね…みんな怖がちゃってるし」
ゲンゾウ
「ふむ~」
アネゴ
「そうよね」
すると遠くの方から89騎士団と思われる人がやってきて団長に何かを伝えて行った。
ブレイカー
「団長何かあったの?」
ワイルド
「うむ、どうやらさっきの件で城から呼び出しが来たようだ、ちょっと城へ行かねばならないようだ」
アクア
「なぜです?何もしてないのに」
ワイルド
「まあ、いつもの事だ…行ってくる」
ヨッジー
「これりゃ下手すればマイナスポイントだな」
ウィズ
「ぐぬぬぬ」
団長はお城に向かってしまい、残された俺達は悲壮感が漂っていた。
それから暫く経った時…
ブオン!
突如突風が吹き始め次第にそれは砂嵐へと変わって行った。
ヨッジー
「なんだこりゃ!」
ウィズ
「こんな天気今まで無かったです」
ブレイカー
「今まで住んでてこんな砂嵐遭遇したことないわよ」
ゲンゾウ
「妙だな…」
そして町の入口の方から悲鳴が聞こえた!
NPC
「魔物が!魔物が町に入り込んで来た!」
ブレイカー
「そんな!結界は!そんなに容易く町に魔物は入れないはずよ!」
しかし、俺達が町の入口付近駆けつけるとそこには森に居た動物系のモンスターがあふれかえっていた!