レッドスナッパー7
「えっと第89騎士団と…」
NPC
「あなたはギルドをお持ちですが、ギルド単位での申請でよろしいですか?」
「はい」
内容を確認してみるとこのイベントは個人単位とギルド単位での申請ができ、
それぞれでランク付け、評価があり重複はできないらしい。
NPC
「はい、申請は受理されました…現在団長に確認中です」
ヨッジー
「団長に確認とかあるのか」
NPC
「基本的に拒否はありませんが、著しく好感度が低い又は、なんらかの理由があった場合は提携されない可能性があります」
ウィズ
「そうなんですね」
NPC
「団長から許可がおりました、正式な提携は申し入れがそろう今週末になります。その時の申し入れ数により団から派遣される人数が変わります、また団員数が申込み数を越えた場合に備えて第三希望まで申し入れしますか?」
ヨッジー
「あそこの騎士団なら大丈夫だろ」
「まあね」
ウィズ
「そうですね…住民からの前評判が悪い上に、現在いろんなプレイヤーが騎士団を査察してネットに書き込んでいるんですが、名前すら出て来ませんね」
ヨッジー
「だよな、まあ騎士団によって少しの差はあってもほとんど見た目的に大差ないけどアソコだけは…」
アクア
「いえ!みんながわかってないだけですよ」
ゲンゾウ
「まあ、あの腑抜けた縫いぐるみよりはマシかの」
アネゴ
「たしかにね」
しかし、結果は裏切らなかった…
週末の発表…
ギルド:レッドスナッパー
サポート騎士団 第89騎士団(人数10/10)
「全部かよ!」
ヨッジー
「どうした?」
「いや、結果が届いたんだが結局騎士団全員がうちのサポートだって」
ウィズ
「まあ、予定通りですね…そもそもあの人達騎士だって思われて無かったみたいですしね」
アクア
「そうなんですか?」
ウィズ
「ええ、騎士団の控え室がかなり遠い位置にいますし、ほぼゴミ置き場ですからあの場所は」
「確かに…」
ヨッジー
「そういう亜流を好むプレイヤーが見つけそうなもんだけどな」
ウィズ
「そうですね」
ゲンゾウ
「まあ、人形遊びするよりはマシだな」
「そうですね」
ヨッジー
「まあ、課題は山盛りだがな」
ウィズ
「ふふふ、それには不本意な策ですが…我に秘策あり!」
先生
「どんな案じゃ?」
ウィズ
「それは騎士団の皆さんも含めてお話しましょう」
ヨッジー
「了解、じゃあさっそくいくか」